当地を離れる前に、かつて一人旅で入った思い出のお店を見に行く。

 

 

 

智恩寺門前の土産物屋。

 

 

 

 

智恩寺は、「3人寄れば…」で有名な文殊菩薩をまつっている。

 

 

 

 

骨董品のお店の看板につるされたイワシの干物。

 

海辺の町ならではの光景だ。

 

 

 

 

これが、かつて正月一人旅でふらっと訪れた時、

 

正月早々、唯一空いていたこの喫茶店に入って、

 

ビールを飲みながら男性店主とたわいもない会話をした懐かしいお店である。

 

あいにく閉店していたが、開いていれば、

 

ひとことごあいさつでもと思っていたのに、残念だ。

 

 

 

 

この時、店主は、かつて天橋立はさびれた田舎町だったが、

 

地元商店主たちの尽力で「天橋立ビューランド」を建て、

 

にぎやかな観光地に発展したいきさつについて話してくれた。

 

その際、融資を頼んだ地元地方銀行の幹部職員に、

 

今ではコンプライアンス上問題があるような接待もして

 

なんとか融資にこぎつけたという裏話もうかがった。

 

他人のお金で商売をしているわりに、

 

地域でトップシェアを誇るような銀行は、

 

えらくエバッているように見えるというのは、

 

どこの地域でも、そして、今も昔も同じだなぁと、

 

妙に得心したことを懐かしく思い出した。

 

 

 

 

そんなこんなで、オヤジの思い出に付き合わされた子どもたちが、

 

ブーブーと文句を言い始めた。

 

早々に車に戻って、急いで宿に向かうことにしよう。