前方後円墳を見学した後、

 

向かったのは、唐招提寺だ。

 

 

 

なんとなく、京都の銀閣寺と通じる渋さがある。

 

 

 

 

どこかのハウスメーカの社員と思われるビジネスマンが、

 

建築関係のインテリと思われる初老の男性をアテンドしていた。

 

 

 

手入れが行き届いている。

 

俗的でない雰囲気には、

 

どことなく歴史の重みが漂っている風がある。

 

 

 

 

宝物殿を見学。

 

 

 

ここで、東大寺で見た鴟尾(しび)が展示されていた。

 

鴟尾 - Wikipedia

 

しかし、東大寺のは金色だったが、

 

ここの鴟尾(しび)は灰色である。

 

係員の男性に聞くと、「東大寺は天皇家ゆかりの寺ですから」との説明。

 

唐招提寺は中国大陸から渡ってきた鑑真和上が開祖なので、

 

「お金が無い」ということらしい。

 

しかし、金ぴかのお寺さんより、

 

どちらかと言えば灰色の方が、

 

唐招提寺には似合っている気もする。

 

 

 

 

手入れの行き届いた庭園のコケ。

 

 

 

 

雰囲気のある土塀。

 

 

 

 

素敵な庭園。

 

 

 

 

歴史小説「天平の甍」を書いた井上靖の碑。

 

 

 

 

鑑真和上のお墓。

 

東大寺に比べて訪れる人も少なく、

 

落ち着いた気持ちで

 

平安の昔に思いをはせることができる

 

この旅一番の印象深い寺院であった。

 

つづく