とりあえず悲しくなる可能性があるのでハンカチを用意して一人で読んでくれたら幸いです。


20歳の頃の恋愛話

当時の僕はそこそこ売れっ子ホストでだいたい毎月ナンバー入りしてた感じでした。

ある日、少しヒマな日でキャッチに出る事になりました。後輩を連れてキャッチに出てしばらくすると、コンビニに入る二人組の女の子。

発見!!

最近、キャッチを上げていなかったので後輩と二人でコンビニから出てくる女の子を待ち出て来た所で声をかけると、なんだか他にホストに行っている感じの気配。

とりあえず番号を交換しそろそろお客さんがくるので店に帰りました。

すると、さっきの女の子から着信が!!

さっき行く予定してたホストと連絡つかないらしので初回だけ来てくれるとの連絡で慌てて店の場所を伝え後輩に連絡を取り店で待つ事に、するとすぐに来てくれて接客スタート!!

と、言っても僕は接客があんまり好きではないのでかなり雑な感じのスタイルで仕事をしていました。

だんだんお客さんも卓がカブりだし忙しい感じになってしまいかなり放置。


だんだん酔っ払ってしまい初回で来てくれた女の子の席戻ると笑顔で

『お茶飲む?』

と、言ってくれてビックリ!!

かなり放置してたので更に飲まされるのを覚悟していたので…。

そんな感じのキャラだったのもあるのですが。

そんな優しい言葉をいただいた僕ですがお茶なんて似合わないキャラなので優しい言葉を無視して、お酒を頼んでひたすら飲んでいました。

そんなこんなで朝までひたすら飲み続け、いつものように営業も終わりあまり記憶もないまま帰宅。

次の日もいつものように出勤しいつものように営業電話やメール。

この辺で初回の娘をK子と呼ばしてもらいます。

そしてまたいつものように営業も始まり徐々に酔っ払い出した時、K子から電話が。

初回だけだと思い全く気にもしてなかったのに。

少し時間があるから友達と来てくれるとの連絡。

二回目以降の料金を説明しまたまたご来店。

この時はまだまだ僕の中ではお客さん。

個人的にその日は少しヒマな感じだったので少し助かった感じでゆっくり話ができました。

色々、話してるとすごく性格がよく笑顔が可愛い子だと思うようになってしまっていたのです。

正直に言うと顔はそんなに可愛くはないんですが、ものすごく人を惹き付ける笑顔が印象的な子でした。

そんなこんなで毎日電話やメールをするようになり週二か三ぐらいで来てくれるようになりました。

そんな感じで一ヶ月くらいたった時の事でした。

突然大勢の友達を連れて店に来ていつものテンションよりかなりハイな感じでした。

事情を聞くと友達が誕生日らしく祝ってあげたいとの事。

でも、さすがにこれだけの人数いてればお金のことも心配になり呼び出して話を聞こうとしてもすでに酔っ払ってる感じで

『大丈夫!!』

の一言。

心配でしたが楽しそうな空気を壊す訳にもいかず、未収(ツケ)になるんだったら払ってあげようと思っていました。

だんだん店も盛り上がりシャンパンな感じになりました。

他のお客さんを接客していたらいきなりK子の席からシャンパンコールが…。

とりあえずK子の席に戻り
オレ『大丈夫?』

K子『大丈夫!!』

ってな感じでシャンパンコールが始まり三本おりまし。

そんな感じで営業も終盤にかかりチェックを見に行ったらなんともうすぐ三十万ぐらいなチェック…。

恐る恐るチェックを持って行くとあっさりキャッシュでポン。

心の中では物凄く悪い気がしたんですがここは仕事なんでありがとございます。
僕はお金のない子とある子とはしっかり差をつけているのでたまにお金がない子が高額なチェックになると心配な感じになるんです。
そして営業も終わり帰宅。
また仕事が始まり、またK子が来ました。

しかも、いつもは二人以上でくるのに今日は初めて一人で来ていました。

オープンと同時に来ていたのでかなりゆっくりと話する事ができ色々な話をしている内すごくK子のことが知りたくなっていたのです。

その時はK子がどんな仕事をしていてとか、どこに住んでいるとか、彼氏とかモロモロ。

考えれば考える程、直接聞く事が怖くなりなかなか話を切り出せませんでした。
すると、K子の方が遊びに誘ってくれたのです!!

モチロン喜んでOKを出したんですが、なんとその約束の日は当日の仕事終わってからでした。

一回帰ってまた店まで迎えにくるのらしい!

僕はもの凄くウキウキワクワク!!

早く仕事が終わるのが楽しみで仕方ないぐらいでした。

そして仕事が終わりK子が迎えに来てくれてそのままタクシーで言われるがままに連れて行かれた先はなんと……。


K子の家の前でした。

ちょっとビックリしたけどいきなり家に行くのではなくコンビニに入り更に家とは逆に歩き喫茶店に入りました。

そこでいきなりK子が

『あたしの事好き?』

って聞いてきました。

僕はビックリと恥ずかしいさで

『お前はどうやねん?』

と、聞き返してしまいました。

すると

『好きや』

っと一言。

そこで俺は

『じゃあ、両想いやね!』
と言いました。

K子『じゃあ、付き合う?』

オレ『付き合うか!!』

K子『私の事どれくらい好き?』

オレ『よう分からんけどビックリするぐらい好きや』
K子『じゃあ、私がどんな状況であっても好き?』

オレ『人殺しじゃないかぎりなんて事ない。』

K子『じゃあ、正直に言うから嫌いにならんでな』

オレ『任しとけ!』

K子『ほんまに??』

オレ『ほんまじゃ(怒)』

K子『私…結婚して子供もいるねん…。』

オレ『はぁ。』

K子『嫌いになった?』

オレ『ってか、今旦那は?子供は何歳?』

あまりにも衝撃でわけがわからんくなってた僕。

K子『旦那は今刑務所。離婚調停中、子供は二歳。男の子。』

オレ『本気で離婚する気あるん?』

K子『来月には離婚できる』

それでも、好きな気持ちは変わらず

オレ『今日からパパやな(笑)』

K子『ありがと(泣)』

ってな、感じで付き合い始め子供とも上手く仲良くなりK子の家で住むようになりました。

たまに僕の家に泊まったりして気分をかえたりして楽しい生活がはじまりました。

K子は、キャバクラの体験に行ったりしていたらしくそれも、辞めてもらい育児に専念してもらっていました。

毎日朝になると店の近くまで迎えに来てくれて一緒に帰ると言う幸せな生活を約半月ほど続きました。

ある日の夜、K子が店の前まで来てるから話があると呼ばれ話を聞くと。

K子『お金貸してくれへん?』

オレ『いくら?』

K子『二万…。』

オレ『全然いいよ!何に使うん?』

K子『電気代と水道代…。』

オレ『そんなに金ないんか?それならやるわ!』

って、二万円を渡し帰って行きました。

そしてその日はミーティングなどもあり遅くなるので自分の家に帰りました。

そして、営業が始まり酔っ払っている時にいきなり知らない番号から電話が。

その相手は義理の妹からで
義妹『K子が危篤状態やねん。早く来て。』

オレ『意味わからん。なんでやねん。どこに行ったらいいねん。』

と言うたものの状況が把握出来ず、当時の代表に話を説明すると

代表『すぐ行けアホ!』

オレ『あいつは大丈夫ですよ。よくわからんけど元気な子ですねん。仕事終わったらすぐ行きます』

ってな、感じで一時間ぐらいが過ぎてまた義理の妹から電話が

義妹『お姉ちゃん亡くなった。』

始めは冗談かと思っていたんですが、だんだん状況が飲み込めて来て、急に涙が……。

すぐに病院に行けばいいのですが、病院に行くのが怖く、単純に現実と向き合うのが怖かったんです。

今ではかなり後悔しています。

その後僕が彼女と会ったのお通夜の時で彼女を見た瞬間はドッキリか何かで起き上がるんじゃないかと思うぐらいきれいな顔だったんですが頬を触った瞬間に現実に引きずりこまれ、涙が止まらずヒザから崩れ落ちてしまいました。

しばらく仕事を休みました。

何故K子が亡くなったかと最近お金の事で悩んでいたらしく母親の睡眠薬を飲んだ所、体に合わなかったらしく寝ている間に気管がつまってしまったらしい。

この話はかなり長くなるので短く書いたつもりですが長文になり申し訳ありません。

読んでくれた方はありがとうございます。