『海のはじまり』第3話 | 還暦女の一人言

還暦女の一人言

還暦を迎え日々の思いや旅日記など一人言を書き連ねています

昨日共感?した二つのWord


『はじまり』と『外野』


タイトルにもある『はじまり』

それって最初は誰しも?いや、私は「夏が父親になること」、がはじまりなのか、と勝手に思ってたけど

そういうことではなかったのかな?

そんな単純なことではなかったのかな?と思い知らされた第3話でした



海ちゃんは、突然お母さんが目の前からいなくなったから

だから、お父さんである夏くんにまた急にいなくなって欲しくない、ただそれだけだったのかも


その先に逢いたい時に逢う、逢える、とか


一緒に暮らす、とかって選択肢が全くなくはなかったのかもしれないけれど


このドラマは親子愛を描くと前振りあったから、私は勝手に夏と海の親子愛を描く作品と先入観ありきで見てたけど


夏の4人家族、子連れ再婚家族のはじまりもあれば


夏の恋人の弥生の描く理想の家族のはじまりもあれば


突然始まった海のおばあちゃん家族の孫との暮らしのはじまり、各々の『はじまり』を描きたかったのかな、と思いました



1話2話が、わりとありきたりのストーリーから始まって


半ば元恋人家族からの圧のある状況からスタートして、これが生方作品?と思って見てたけど、生方さんの真骨頂はここから?と思わされた3話でした


今の夏の恋人の感じた『外野』感


疎外されてないけど、感じてしまう疎外感は、誰しも1度や2度は経験ある感覚


そこにいるのに入り込めない空気感と


自分は見つめてるのに相手の視野には全く入れていない違う空間にいるかのような寂しさ、侘しさ


こういうの描くのが上手いよな〜と思い見入りました


まだ見てないけれど、TVerで夏の弟くんのスピンオフ映像が見れるのだとか


これからが楽しみとなりました


大竹しのぶさんの悪気はないのだろうけど、悪意に満ちた態度と言葉に


さすがだな、とその演技の上手さにも惹かれます


夏の元恋人のお母さんからすると弥生は元気に生きていて、夏の側にずっといれて未来もあり、

ニコニコしててかつ自信に満ち溢れていて


亡くなった娘を思うと悔しさ?とか

妬ましさ?とか覚えてしまうのかな〜


弥生さんには何ら責任ないことなのに。


わからなくもないけど、そんな云い方しなくてもと思わされる


でも、自分が弥生の立場なら元恋人の家に行けるかな?と思わなくもない


いつも凛としていてしっかり者の弥生さん


彼女の心折れる場面の多かった3話


各々の感情の機微を最大限に表現する生方さん、さすがだな。