1995年、桑田真澄投手は試合中に右肘に大きな怪我をしてしまった。
その怪我を治すために渡米して手術を受けた。
術後はリハビリの為に走り込みをした。
その期間約2年。
走っている間は、頭の中で試合を想定していた。
相手は阪神。
1番は和田豊さん。
初球からは打ってこないので甘めの外角ストレートで確実にワンストライクをとる。
2球目は同じ軌道からのスライダーで手を出してくれたら儲けもの。
そんな感じで毎日対戦相手を変えてイメージトレーニングをしながら走っていた。
走り込みを続けたジャイアンツ球場のライトからレフトの外野フェンス際の芝生は禿げてしまった。
その芝生の禿げた道を『桑田ロード』と言う。

そして661日ぶりに試合復帰したとき、マウンドに右肘をついて『マウンドの神様、ボクは帰ってきました。あなたのもとへ、今、帰ってきました』と祈りを捧げた。

俺はこの瞬間をテレビで見た時、感動して涙を流した。
別に野球には一切興味はないが、PL学園のK.Kコンビには胸を熱くした。
桑田真澄と清原和博という選手は、野球に興味のない人間までを巻き込む程の、素晴らしい魅力のある選手達だ。
そして最後に俺が今リハビリで毎日歩く練習をしている場所だ。
俺もココを『小野ロード』と名付ける事にしました。



