今日も午後から張り切って昨日に引き続き
「左義長まつり」をレポートすべく勝山へ赴きました。
まぁ二日続けて行くなんて我ながら張り切りすぎかな~と思いつつも、
そこまで天気がよくない中車を走らせました。
しかし、さすがにまたスタンプラリーするわけにはいかんしと思い、
ちょっと「永平寺」に寄り道する事に。
本当に軽い気持ちで寄り道するつもりで、
「永平寺」なんてそこらへんにある寺とかわらんやろと思い込み、
予備知識も全く何も持たずに訪れてしまったのです。
まず場所さえも正確に把握していたわけじゃなかったので、
道路の青看板を見ながら進みました。
問題は駐車場があるのかな~と思いながらも、
なんかそれらしい場所に着いたので
きょろきょろしながら駐車場を探したんですが、
もちろんどこも有料なんですよね。
でも、そこにまさかの文字を発見!?
「駐車場無料!!」
いや~そんなとこもあるんやなぁと思い迷わずそこへ向かうと、
なんとおばちゃんが手招きをしているじゃないですか!!
その瞬間に勘の鋭い人、もしくは疑い深い人は
「絶対何か裏がある」と考えたかもしれませんが、
あまり思慮深くなく考えるより行動派の自分は
おばちゃんに向かって「いや~駐車場無料なんですねぇ」
と積極的に声をかけるしまつ。
でもおばちゃんは、
「駐車場は無料やけど、
お食事かお土産で千円以上ね」
と驚くべき爆弾発言!!
「えっ?」
と一瞬何を言ってんだこのおばちゃんはと思ったが、
冷静に考えるとおばちゃんが口にしたのは
常套句、いやいや、常套手段だった。
まぁ仕方ないかと切り替えも早く、
そこで車を預けることにした。
そしていよいよ普通の寺だと思っていた「永平寺」へ。
ここで一句、
「永平寺 普通の寺では ないんだよ」
いや~驚きましたね~
この句の出来栄えと同じくらい驚きました(良い意味で)
「永平寺」は、そんじょそこらの寺ではなく、
曹洞宗大本山の日本でも結構有名な部類に入る寺で、
まずその門構えから普通ではありません。
そんなこともつゆ知らず、
爪の垢ほどの知識も情報も持参してこなかったので、
とにかく他の観光客に紛れながら
「永平寺」を見学することにしました。
「永平寺」は、今から約七六〇年前の寛元二年(一二四四)
道元禅師によって開かれた座禅修行の道場です。
(永平寺パンフレットより)
これ以上の詳しい「永平寺」情報は、
実際に「永平寺」を訪れて手に入れてください。
最初にちょっとした広間でお坊さんから
「永平寺」の参拝規則などの説明を受けます。
ちなみに修行しているお坊さん達を「雲水」と言うそうです。
それで説明を受けた後はそれぞれ各々参拝を開始します。
様々な堂や部屋があり、
それぞれに役割が異なっているので、
「へぇ!」と驚きの嵐、いや、風ぐらいですが、
とにかく荘厳さや静寂さを感じたい人は、
他の観光客が過ぎ去った後に
ゆっくりと自分のペースで見て周ることです。
個人的にこれだけは絶対に見てほしいと思うのは、
全ての堂や部屋を見て周った後に、
大広間で上映されている「永平寺の日々」という映画です。
それには一年を通して「永平寺」で何が行われているのか、
どのような役割をもっているのかなどがわかりやすく
ドキュメンタリータッチで描かれています。
その中で「禅問答」のシーンが少しだけあるのですが、
「禅問答」という言葉は知っていても
実際どのようなものなのかしらなかったので、
そのシーンを見たときは衝撃を受けました。
まさに一問一答。
修行僧が師に問い、
師が修行僧に答える。
不適切な表現かもしれませんが、
「禅問答」は一種のバトルのような感じがした。
どこかで見たことのある光景だなと思ったのは、
「8Mile」という映画の中で行われている“ラップバトル”
趣こそ全く違えど、
問いに対して即座に答えを出す
相手のリリック(詩)に対して自分のリリックをぶつける
「瞬間的な思考回路」という点において
非常に似通った匂いがする。
まぁなんにしろ「永平寺」を普通の寺と思うなかれ!!
普通の寺と思っていると
「寺!?」と度肝を抜かれますよ。
では最後にもう一句
「永平寺 問いも答えも 善の上」