女子は、家庭科を一番重要視されていました。

料理でお菓子を作る場合、オーブンはありませんから

火を起こした七輪の炭の上に ドウナツ型の容器の

中に卵、小麦粉、脱脂粉乳でこねたタレ入れて、フライパンで蓋をして焼きました。

焼いたお菓子が冷えてから

メレンゲを作ってドウナツお菓子の上にかけて 飾りは 明治ドロップを

砕いて飾りました。

 

手芸は、材料を売るお店と交渉して 作り方を習うのでした。

和裁も縫いましたね、皆さんは自分の振り袖を縫いましたが、私は祖母の着物を

ほどいての縫い直しでした。

 

いよいよ、てんらい会が行われて 生徒が作った製品が一堂に並ぶ時、

手間暇を惜しんだような私の作品が目立って汚くて 恥ずかしい思いを致しました。

 

同級生は、殆どの方が当時を忘れているのが 救いですね~。

親にも お前は下手だね~と言われなかったのが 有り難いことでした。