お父さんへ(84)

( )ないの数字は亡くなった年齢

お父さんのお葬式は 教員であった兄への義理立てではなく お父さん自身の

死を悼む人で溢れていました。

「民生委員」「保護司」「老人会会長」八十八カ所巡りの「先達」、菩提寺の会計

その他数え切れない地域への奉仕。

私たち子供四人の教育に力を入れてくれて有難うございました。

 

私の年代では 「育った環境」を計る一つの目安となり、どこに行っても優遇されました。

優しい夫に出会えたのも お父さんのおかげが充分にあります。

 

お母さんへ(90)

お母さんは一度も「死」を口にしなかった強い人でした.

私への褒め言葉は 「お前は意志が強い」と。

その言葉が 今も私をふるいたたせます。

有難うございました。

 

我が夫に(50)

息子の教育の基本をたたき込んでくれて有難う。

二人共にもう あなたの年齢を超えました。

あなたのおかげで、

幸せな人生だったと誰にでも胸を張って言うことが出来ます。

生まれ変わったら、一層あなたに尽くしたいと思っています。

 

つづく