旅行、自粛広がり・・・旅館多数、倒産か。
新型コロナウイルスは収束の兆しが見えず、観光業界に大打撃を与えている。
訪日外国人だけではなく、全国に広がる外出自粛から国内旅行需要は大幅に低迷。「いつまで収入のない状態が続くのか」。トンネルの出口が見えないまま、ホテルや旅行業の経営者は焦燥を募らせている。
3月の訪日客93%減少 下落幅最大、コロナ響く
「2月下旬から毎日のようにキャンセルの電話が鳴り、4月の宿泊客はほぼゼロ」と話すのは、東京都台東区「行燈(あんどん)旅館」の石井敏子代表。春は桜を楽しむ訪日客の書き入れ時と見込んでいた。「東京五輪延期で夏の解約も続いている」と深いため息をつく。
全国の旅館・ホテル約2500軒が加盟する日本旅館協会(東京)によると、「4月は稼働率が1割程度にとどまる会員ホテルが多い」という。宴会中止も重なり、佐藤英之専務理事は「規模を問わず、全事業者が苦しんでいる」。疲労の色は濃くにじむ。
中小企業の資金繰りを支えるため、政府系金融機関で始まった無利子・無担保融資は地方銀行など民間金融機関経由でも実施される。政府支援の一方で、静岡県伊豆市の新井旅館は「収束が見えないうちは、返済計画を立てづらい」(相原昌一郎代表)と、融資をめぐる心理的な不安をのぞかせた。
旅行代理店への逆風は強まる一方だ。全国旅行業協会(東京)の有野一馬専務理事は「業界自体、もともと収益性が低く、手元資金は薄い」と指摘。コロナ自粛が長引けば「廃業を考えざるを得ない」との声が届く。
観光業界は、コロナ収束と需要回復を待ち望んでいるが、中小・零細業者の間では「一気に盛り返せば、こんどはバスやホテルを確保しきれない」(金沢市の代理店)などと難題も抱え、不安の種が尽きない。
>ある旅館の代表によると、4月の宿泊客はほぼ0という。
そんな中、決まった5月31日までの緊急事態宣言延長。
先の見えない長期間の自粛、このままだと観光業界がつぶれかねない。
どのタイミングで規制を緩めるのか、考える時期にきてるのかもしれません。