私は
忘却力がすごいので
子どもの頃のことや
どんな気持ちでいたのか
あまり覚えていないが
最近思い出したことがある
小学校中学年くらいの
まだ年端もいかない頃に
父親に
「死にたい」と
言ったことがある
「死にたい」と実際言ったのだけど
気持ちは
「死んでみたい」
だったと思う
死に対して
大人と同じイメージではなかった
父親からは
「そんなこと言うな」
みたいな返事だったかな
健康な子どもであれば
あまり言わないのかも知れない
私の「死んでみたい」気持ちは
掘り下げると
くすぐったいというか
大きな石があってそれ以上
掘れないみたいな感じだけど
「家」に対して
ものすごく安心する
という感情はなかった
温かい布団に寝て
ご飯も作って食べさせてくれて
何不自由ない生活だったと思う
でも姉弟は3人いて
きっと生活はかつかつ
祖父母も一緒に暮らしていたから
母は家事育児仕事に
てんてこ舞だった
と今でも言う
父母は喧嘩は全くしなかったが
母に抱きしめられたり
話をたくさんした覚えはない
仕事から帰ってきて
疲れている父に対し
なぜたくさん話をしてくれないのか
と確か高校生くらいのときに
喰らいついたこともある
きっと父母の忙殺の陰で
私は泣いていたと思う
社会のことや
人として
女性としての生き方や
立ち居振る舞い
たくさん父母から
教えてもらいたかった
私が娘を産んだときに
母から言われた
「私とは同じ子育てにならないように」
と
自分の娘がもし
「死にたい」
と言ったら
何があっても味方
と伝えたい
そして私たち姉弟は
一般的に仲良く出来ている
父母がそこまで忙殺し
かつかつしながら
育ててくれた
離れて暮らす弟2人の
健康と幸せを願うばかり