蓮如上人は「仏法は聴聞に極まる」と教えておられます。
人生の極致は仏法を聴聞する事である、と述べておられるのです。
聴という字は聞く事に徳があるという字であり、聞という字は人生の入り口である門は耳で聞く事であるという字のようです。
二字ともに人生で最も大切な事は聴聞することであると教えておられるのです。
幾ら努力しても修行したとしても煩悩熾盛の凡夫には悟ことなど出来ない、仏法を聴聞し続ける中にこと浄土の花が咲くのです、と教えて下さっているのです。
決して悟る事など出来ない凡夫である事を認識しなさいとも教えておられるようです。
兎に角、仏法を聴聞し続けなさいといっています。
それが人生の始まりであり人生の全てであると弥陀の声が聞こえてくるようです。
仏法の中の阿弥陀仏の本願を聴聞し学びなさいというのです。
阿弥陀仏の本願とは「どんな人も必ず苦悩の根元を断ち切って絶対の幸福に救う」という誓願です。