昔、誰かから天皇という言葉を使っていたら叱られ、天皇陛下と呼びなさいと言われた事がありました。
それ以降は天皇陛下と呼ばせて戴いています。
戦前の日本は国民が天皇陛下の為、お国の為、という志で精神的に一丸となって戦争に突入してしまいました。
終戦となり戦勝国はこの天皇陛下と国民との一体感こそが日本を弱体化させ大和魂を消滅させることができる、と考え象徴天皇としての憲法となったのです。そして二度と立ち上がれないような憲法にしてしまったのです。
日本の天皇陛下は2700年の歴史があるという。
そのような国家は世界にはないのです。
しかも男系天皇で繋がってきているそうです。
最近は天皇一族も子供さんが少なくなり女系天皇でもいいのではないか、という事もささやかれてきました。
しかしその考えは大きく異なるのです。
現在の天皇の継承順位の第一位は秋篠宮殿下であり第三位は殿下の子供さんの悠仁さまとなりますが女系天皇の場合には愛子さまが天皇になり例えば結婚されて子供さんが生まれればその子供さんが天皇になるという事なのです。
母親の系統のみを天皇とするという考えなのです。日本には過去、女性の天皇がいた時代がありました。
歴史上8人もの女性の天皇がおり、歴史の教科書でもおなじみの推古天皇も持統天皇も女性でした。
『皇室典範』では「皇位は、皇統に属する男系の男子がこれを継承する」となっています。
男系とは、父親が天皇の血筋を引いていること。
この取り決め通りに考えると、天皇になれるのは皇族の父親をもつ男子だけ、ということになります。
しかし、現時点で皇位継承権をもつ男性は皇嗣となった秋篠宮さま、上皇陛下の弟の常陸宮さま、秋篠宮さまの長男・悠仁さまのお三方しかおらず、愛子さまは天皇になることはない、ということになります。
どうしても男子がおられない場合には女性天皇も致し方のない事なのです。
しかし今後は男の子が途絶えてしまう事も想定される事から女系天皇でもいいのではないかという意見もあるのです。
とは言っても2700年の歴史を考えた時、男系天皇でいいのではないでしょうか。