杉戸町倉松に幹回り3.2mもある大木で円を描いたような桜の木があります。
今年も見事に咲いてくれました。
実はこの桜の木は隣り町の宮代町西原のトクホン工場の前の中央団地内にあったものです。
前に勤めていた会社で建売をやるので処分しようとしたのです。
当時は大した枝ぶりではなかったのですが友人がもらい受けてくれたのです。
そして重機を使い20万円もかけて現在の所に移植したのです。
当時は、この土地の所有者はまだ沖縄が本土復帰する前の琉球テレビの常務さんが所有されておられました。
7年程前に家族の方が見に来られたようです。
沖縄返還が1972年(昭和47年)ですから移植してから48年以上経っていると思われます。
当時の幹の太さは15㎝程だったと思われますので、多分樹齢は70~80年位かと思われます。
まさかこのように素晴らしい桜の大木になろうとは思いませんでした。
所有者である友人がこの桜に数年前に名前をつけられました。
その名称が「円心桜」なのです。
そして木の傍らに「円心桜」の碑が置かれています。
円は縁にも通じます。
今年も老人ホームの人達や障碍者の人達など多くの人たちがご覧になり春を満喫されておられます。
わたしも生存率の男性の平均年齢81歳からすると後8年しか見る事が出来ません。
この世でしか見る事のできない浄土の桜を楽しませて戴いています。
因みに幹周、幹回りとは幹の周長をいい、根鉢の上端より1.2m上の位置の木の円周を測定するのだそうです。