今年、成人に達した人口は122万人で、前年の2019年と比べて3万人の減となったそうです。
成年または成人年齢とは、法的には、単独で法律行為が行えるようになる年齢のことです。
一般社会においては、身体的、精神的に十分に成熟している年齢になった事です。
各市町村において成人式が行われました。
駅前に宮代町で成人式が開会された時に町から渡されたパンフレットなどが入った封筒が落ちていたので戴いてきて見てみました。
中には「選挙と政治の話」「有権者ノート」「いのちの贈りもの・臓器移植」「薬物乱用はダメ」「妊娠・不妊のこと・にんしんSOS」「ひとりで悩まず相談を」「知っておきたい年金の話」「陸海空自衛官募集の表紙のノート」そして「宮代町成人式」のパンフレットなど でした。
町長さんのお祝いの言葉の一部に「成人式という人生の大きな節目にあたり、皆さまには、まずは、これまで愛情込めて育ててくださった御両親、御家族の皆様、御指導下さった学校の諸先生方、地域の方々に対する感謝の念を抱いて戴きたいと思います。」
この言葉は大切な言葉なのですが果たして参加者の中で、どれ位の人が感謝の心で生きているでしょうか。
故人である土屋義彦先生が60歳代の頃でしょうか、市会議員をやっていた不二山の住職に「最近漸く感謝という言葉が分かりました。」と住職に言われたそうです。
所が住職は「今頃分かったとは遅い」と叱られたそうです。
それほどに感謝の心の生まれる事は難しい事です。
成人式という人生の大きな節目に人と成るとはどういう事なのか、感謝とは何なのか、人は殺生してまで生きる意味は何なのか、人生の目標は何なのか、という話を成年たちは求めているはずなのです。
成人式を単なる式で終わらせたくないものです。