涙活 | full of love・・・

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2018.8. 早期の乳がんと宣告受ける
2018.9. 右乳房全摘、右腋窩郭清
2018.10. 腫瘍1.8センチ、リンパ節転移1/10、
     HER2(-)、ステージ2a
2018.9〜2019.1.
EC療法
2019.1〜 ホルモン療法開始(10年予定)

昨日、友人と会った。
いつぶりかな、病気のことを知る
唯一の友人。

夕方、2時間ほどお茶したが、
わたしは脳が老化してると実感した。

うまいこと ポンポン喋れなくなってる。

言葉が出てこないんだわ。

急におばあちゃんみたいになったな。

ケモブレインのことを
検索してみたりしてる。

悲観的になっても仕方ないから
脳トレになるようなこと、

何かないか考えてみる。


友人はずっと変わらない。
年上だが綺麗。
仕事もバリバリしてる。
わたしとも、変わらず接してくれる。

話の途中で彼女に仕事の電話が入り、
会話が途切れたとき

ふと、涙が出そうになった。

何の涙なのかよくわからなくて、
我慢したけどたぶん我慢しなくてよかった。



わたしは家族の前では
一度も泣いたことがない。

子供たちの前では当然泣けない。
旦那の前で泣ければいいが、

わたしより泣き虫の旦那の前で
泣けるわけがない。

わたしが崩れると、
うちの家族は総崩れになる。

弱いはずのわたしだけど、
気がついたら家族の精神的支柱になってた。



わたしには 年下の旦那と

きょうだいは弟が一人だけ

実父は病気のこと知らない
(↑寝込みそうだから伝えてない)

実母も病気



弱音を吐ける場所がない。

頼れる旦那じゃないし、
上にきょうだいいないし、
親も歳だし。



心療内科を受診するときだけ
聞かれるから何でも話すけど、

当然 限られた時間のみ。



悲しい気持ちをぶつけたことがあるのは
昨日会った友人だけだ。

3クールの後だったか、
闘病中に会ってはげまされ、優しくされ、

抑えていた気持ちが爆発したみたいに
泣きじゃくってしまったことがあった。



昨日のわたしはというと、

五十肩で体の動きも不自然で、
前より痩せた体は更に弱々しく見えただろう。

こんな弱った姿を目の前にしても、
明るい話題を提供し、
わたしを明るく照らしてくれる人。

わたしに同じことができるだろうか。
弱った友人を引っ張り上げる明るさと
包み込むような優しさが
わたしにあるだろうか。



ケモ室の看護師さんに言われたなあ
たまには泣くのも必要ですよと。

一度泣き始めると
涙って止めどなく出てきて困る。

頬を流れ落ちる涙の温かさに驚く。
体温が高いのは良いことだ。

このタイミングで子供帰宅したらまずいから
涙活もまた今度…