今だな。


そう思って取り出したDVD。



「大豆田とわ子と三人の元夫」第7話。




とわ子愛は今でも緩やかに続いているのですが、7話だけは避けていました。いつか、すがるように見たくなる時が必ず来ると分かっていたから。


5月。

親友が自身の誕生日に私の夢に現れて。



この時も、「まだ」でした。


それが先一昨日、再び夢に。

前回は生前の彼女そのままの賑やかな登場だったのですが、今回はどこか悲しげで彼女が闘病中に選択し、乗り越えてきたであろう様々な葛藤を笑い話に変えようと努力している姿でした。


目覚めてから胸の真ん中に鉛がつかえているようで、何とも落ち着かない。。。


…今だな。


☆*:.。. o .。.:*☆


とわ子が、親友のかごめを失って

その辛さや悲しみと傷み、様々な後悔から

「私もそっちに行きたいよ」と吐露する。


すごく孤独です、と告げた とわ子に

謎の男:小鳥遊大史(たかなしひろし)は

時間とは過ぎていくものではなく、

別の場所にあるもの。と語りかけます。


人間は現在だけを生きているんじゃなくて。


あなたが、笑っている彼女を見たことがあるなら、彼女はいまも笑っているし。

5歳のあなたと5歳の彼女は今も手を繋いでいて。今からだって、いつだって気持ちを伝えることができる。


人生って小説や映画じゃないから

幸せな結末も悲しい結末もやり残したこともない。あるのは、その人がどういう人だったかということだけです。


人生には2つルールがある。

亡くなった人を不幸だと思ってはならない。

生きている人は幸せを目指さなければならない。


人は時々寂しくなるけど、人生を楽しめる。


☆*:.。. o .。.:*☆


すごく孤独。

それでも私が彼女を思う時、

その瞬間は

今でも彼女と手を繋いでいるし、

気持ちを伝えることができる。


彼女と出会えたことは、

私の人生の宝だと思う。

彼女はそういう人だった、もちろん今でも。


寂しさに支配されずに。

ワインを飲んだらまた明日。