長い付き合いの友人たちと急遽、栃木県の那須塩原温泉へ休養を兼ねて芝居の公演に行くことになって。


現地集合の待ち合わせ場所に現れた、亡くなったはずの Iちゃん。抱きしめてお別れした最期もお葬式もぜんぶ「嘘ぴょーん!」って笑うのですが。どこかで失う予感を拭えない私は、彼女の左腕に抱きつくように絡みついたまま、一時も離れずに宿に到着。そこで目が覚めて。


彼女が彼女自身の誕生日に、私の夢に現れてくれたんだ…と思ったら嬉しくて悲しくて。





夢だけど。夢なんだけれど、彼女が着ていた黄色いシャツは優しく鮮やかで、彼女が肩からかけていた花札模様のショルダーバッグはドラえもんのポケットみたいに色んな物が入っているとか、宿に着くまでの会話もぜんぶ、とにかくすべてがリアルで。


しばらく、現実に戻るのに難儀しました。

三日が経った今も、自分自身、まだふんわり漂っている感が否めません。おかげでタイトなスケジュール真っ只中だけど、何かが麻痺しているのか全くの疲れ知らずです。




夢で会えたら、嬉しくて悲しくて。

だけど欠けていたものが少し満ちてくるような、上手く表現できないけれど不思議な想いを知りました。Iちゃん、また ね。