あけましておめでとうございます。
ずっとサボリっぱなしのブログではございますが、
ブログ主はなんとか生きております。
「一年の計は元旦にあり」と言いますが、
正月早々から標本をいじっております。
タトウで展足したままになっている虫を、
台紙に貼ってラベルを付けてマウント。
半年近く展翅したままになっていたチョウも
展翅板からはずしてラベルを付けてマウント。
昆虫標本の世界では、
形を整えて乾燥させた虫にデータラベルを付けて
標本として完成させるのを「マウント」と言います。
…別に、相手より優位に立って見下すことではありません(笑)
それから、以前に作った標本の中から、
自分しか分からないような仮ラベルの標本を、
きちんと地名を書いたラベルに付け替える作業。
ラベルを作るとき、以前は、ついつい面倒で
自分だけが分かる簡単な書き方で作ってしまうことが結構ありました。
「貯木場」なんて日本全国…どころか、森のある場所なら世界中にあります。
採集してラベルを書いた私自身は、これが何処の貯木場であるか分かりますが、
私以外にはまったく分かりません。
その状態のまま、もし私が死んでしまったりすると、
後は何処のことだか分からなくなってしまい、
せっかくのラベルが意味がなくなってしまいます。
なので、こういった雑なラベルを
正式な地名(〇〇県××市△△町…等)を書いたラベルに付け直していくワケです。
標本のラベルは、「自分が分かれば良い」では意味がありません。
誰が見ても、場所や日時を特定できる必要があります。
今年も、
採集に標本に、標本教室に、楽しみながら頑張りたいと思います。
よろしくお願い致します。