職場クラスターに巻き込まれ僕も感染した新型コロナウイルス。

 陽性だと解った初日は、体温37.4℃。それ以外の症状は、多分あったんだろうけど、陽性だということに落胆した一日だった。

 翌日。体温が36.4℃から38.8℃の間を上がっては下がり、下がっては上がりの繰り返し。その間一切の発汗なし。そんな症状よりも怖く感じたのは肺の苦しさ。息苦しさを感じず、末梢酸素濃度も98%前後を維持しているけど、この肺の苦しさで、夜すらまともに寝れなかった。

 三日目。体温は37℃台。肺の苦しさは継続。末梢酸素濃度も下がることなく経過。

 4日目。不思議と肺の苦しさが軽減。体温も36℃台になることもあった。この日から下痢の症状だったり、倦怠感だったり、細かな症状に気が付く。

 5日目。下痢以外は、ほぼ通常通りの健康状態。

 6日目。ほぼ症状なし。11kmほどジョギングしてみるが、異常なし。

 以上のことを振り返ると。

 今年5月に6回目のワクチン接種を受けていたこと、基礎疾患がないこと、飲食に影響がなかったこと、この三つが早期に回復した理由だと思います。他の方々に、少々お話を聞く機会があり、その方々の症状に比べたら、僕の症状は軽いものだったけど、あの肺の苦しさは二度と味わいたくないものでした。

 ただの風邪、インフルエンザと同じ、と考える人達がいるようですが、甘くみないほうがいい、と思います。

 僕にとっての新型コロナウイルスは、インフルエンザのほうがまだまし、二度と罹りたくない、という感染症です。あの肺の苦しさから開放されて良かった、と今、安堵しています。