2024 2/23(金)雨

 

大阪の二上神社口駅から南下し、和歌山の孝子駅までつなげる山行の一環。

 

今回の行程は短く標高差も大したことなく高尾山レベルと高をくくり、前回の歩き残しを片付けて先に進みたい気持ちもあり、天気はいまいちだったが行ってみたら、思いのほか大変だった。

登山地図の赤破線ルートを選択し、前回の続きということもあり、一般的な金熊寺(きんゆうじ)ルートではなく樽井駅前から乗ったバスを東小学校前でおり、車道を道なりに進むと右手に分岐する細道から始まるマキ谷ルートに足を踏み入れた。

歩き始めはまだ雨はふっておらず、車道から分岐した細道にはいり、老人ホームの裏手を抜けたところで沢沿いに出るが、そこでは新たな堰堤作りの最中のよう(この日は祝日のため休工の模様)で、沢沿いに進めなかったため、薄い踏み跡を見つけ右手の腹を高巻こうとするも、山肌を埋うめるシダ類の間につけられた薄い踏み跡はある程度登ったところで消失。

(東小学校前バス停)

 

(マキ谷へはここを右手に入る)


(堰堤工事中で先に進めず)


(右手の尾根に上がろうとするがシダ類に阻まれ引き返す)


前日からの雨で葉も濡れているので、藪に突入する無理はせず、マキ谷ルートは一旦諦め引き返し、金熊寺ルートに切り替えた。

このころから朝方やんでいた小雨が再び降り始めた。

金熊寺ルートは農道をしばらく進み、左手に立派な小屋をすごし、途中の分岐は左手が正解で、やがて沢沿いを進む。マーキングに従い、尾根に向かう急な谷状の登りに入り(下りの場合は滑らないよう要注意な傾斜)、登っていくと、右手に鉄塔が見えてくるが、最後のつめが藪で、短くこいで、刈り払いされた鉄塔のある尾根に上がった。

(金熊寺ルートはここを入る)


(左手に大きな小屋)


(左の分岐が正解)


(沢沿いを進み)


(急な谷をつめ尾根に向かう)

 

(最後、藪を抜けると鉄塔のある開けた尾根に上がる)


振り返っても自分が登ってきたところが分からないような藪で、逆コースの場合ここを下るのは厳しそうだと思ったが、辺りを見渡すと、自分が尾根に上がった地点よりも左手(北側)に巡視路らしきが上がってきていた。

ひょっとすると途中で正しい分岐を見落とし、古いルートに入ってしまっていたのかもしれない。

この先はもう少し歩きやすくなるかと思ったが、両側のシダ等の被さりがひどく、レインウェアをつけるタイミングを逃したズボンはびっしょり濡れてしまった。

(成長したシダの被さりがひどいところがままあり)


登山地図通り、尾根なりに進み、一度谷(マキ谷)に下り、少し上流に進んでから、東の尾根に登り返す。ロープがあるが、なくても問題ない傾斜で、またこのあたりは下草や被さりは少なく、尾根に上がることができた。

(マキ谷に下る)


(マキ谷沿いに上流に向かう)


(東の尾根に向けて登る)


(尾根に上がる)


(途中で見かけた案内)


この先は歩き易そうだと思ったが、四石山までは思いのほか、小さなアップダウンや北側の石灰石の採掘によって発達した崖をさけるためか、複雑にうねりまくる道の付け方で、後半になると倒木もあり、また、シダがうっとおしい箇所も再び時折現れ、距離の割に長く感じた。

(尾根の様子。このあたりはまだすっきりして歩きやすい)


(尾根の様子)


(尾根の様子)


途中でキカワ谷へのルートを示す手書きの標識があったので、金熊寺ルートから鉄塔のある尾根に登り上げる必要はなく、そのまま谷沿いを詰めてもよかったのかもしれない。

(途中で見かけたキカワ谷への案内)


小雨が降る中、四石山に到着。ベンチが4,5基あった。こんな天気では当然誰もおらず、二等三角点があったが、展望も特になく、早々に辞する。直下では左手に信達楠畑(しんだちくすばた)への分岐もあったが、ここは山中渓への右手のルートに進む。

(四石山)


(信達楠畑分岐)


小さなアプダウンをこなし、いったん谷に下ったあと、登り返す。ちなみに谷のところで『この道は「わんぱく大国」の施設内を通るが、閉園後は通過できないので、その場合はこの沢沿いに下ること』という趣旨の案内があった。その沢沿いに下る道は登山地図には載っていないが、地形図には載っていた。

(いったん谷に下り、ここから登り返す)


(谷にあった案内)


たんたんと山道を下り、右手に「わんぱく王国」の子供用の滑り台などを過ごしながら、舗装道になり下っていくと車道にでた。

(わんぱく王国内の案内)


正面に線路が見え、すぐ右手に折れたところが山中渓駅で、そこから帰路に就いた。

(山中渓駅)


鉄塔に出る手前に入り込んでしまった(誤った?)ルートがなかなかすごかったのと、その尾根の茂ったシダの雨の日の洗礼はばかにできない。いつか晴れの日にもう一度歩いてみたい。