2023年 7/7 金 晴れ
 

湯元温泉に前泊し、早朝400に宿を出た。満月から少し欠けた月も出ていて、ランプなしでも歩ける明るさではあったが、白根通を示す標識を見落としたくなかったので、ヘッドランプを装着し歩き出す。

白根通の案内に従って進むと、ゲレンデ脇のじゃり道を通るようになる。ゲレンデの敷地内にはいる手前左手にはキャンプサイトがあり、このとき3張ほどテントが見られた。

(夜明け前に出発)


右手のリフトに沿うように進む。リフトの向こうからは川の流れる音がきこえてくる。ゆるやかにゲレンデを登っていく。早朝のゲレンデでは鹿が4,5頭いて、こちらの姿を見ると逃げて行った。やがて左手に登山口がでてくるので、そちらに入る。この時点で不要になったヘッドランプをザックにしまう。

(少し明るくなってきたゆるやかなゲレンデを進む)


(ゲレンデにいた鹿)



(登山口)


右手堰堤をいくつか見た後、急登が始まる。ひたすら林の中の急登をこなす。傾斜がゆるんでくるとしばらくで、稜線にでる。そこは左手にこんもり見える外山の鞍部でもあり登山地図にはそのように書かれている。稜線といっても林に囲まれ、付近にはシャクナゲがまだ咲いている。ただ、木越に展望はある。ここで右手におれる。左手(外山方面)にも尾根は伸びているのだが、登山地図には登山道の記載はなく、実際現地でも、シャクナゲが茂る尾根で、踏み跡は見られなかった。

(堰堤脇を登る)


(急登をこなす)


(太陽が昇り始め陽が差してくる)


(まだ登る)


(稜線に上がる(外山鞍部))


尾根の少し下の右を緩やかに進む。やがて谷状を短く詰めるように登ると現れる平が、天狗平。小広いところだが、見通しはもう一つ。

(天狗平に向かう)


(シャクナゲが見ごろ)

 

(天狗平)


天狗平からゆるく登ると前白根山。その手前から奥白根山がいよいよ姿を見せた。前白根山からの展望もよい。

(前白根山に向かう)


(奥白根山がようやく姿を見せた)


(左手に奥白根山とその右手に前白根山)


(前白根山から奥白根山を望む)


(少し引いたところから前白根山頂と奥白根山)



前白根山からはコマクサが咲く斜面をいったん下り、樹林の中を抜けていくと五色沼分岐があるが、そちらにはいかず避難小屋の方をめざしていく。

(奥白根山に向かう途中で右手に五色沼が現れた)


(前白根山から奥白根山に向かう下り斜面にコマクサ)


(五色沼分岐)



下りきったあたりに避難小屋在り。中をのぞいてみると、2段ベットが3基ぐらい並んでいた。

(避難小屋分岐)


(避難小屋)


(避難小屋内部)


小屋からはしばらくなだらかに進んだあと、いよいよ奥白根山への取付きになる。序盤は見通しのない林の中をだらだら登る感じだが、森林帯を抜けるといっきに展望が開け、石の多い斜面につけられた道をジグザグに登る。左手に大きくトラバースした後は傾斜は少しずつおちついてきて、無理のない斜度で高度を上げる。

(避難小屋からしばらくはなだらかに進む)


(奥白根山への登り)








(ここにもコマクサ)





(奥白根山山頂まであと一息)


コブ上にでるともう目と鼻の先だが、いったん下って最後の登り返しがあることに気づいた。なかなか複雑な地形で、
右手は切れ落ちている一方、左手には窪地があり、まわりを外壁がとりまいている。

最後の登り返しは大きな岩もある中につけられた道に従って登り、奥白根山到着。

(奥白根山山頂)


(奥白根山山頂から東方向。男体山~女峰山)



早い時間についたので、このときほかに登山者は1名のみ。山頂からは展望良いが、気温の高さと東方面になる男体山~女峰山は太陽光の関係でぼんやりしたシルエット状態でもうひとつ。中禅寺湖もおなじ。

ちなみに、五色沼は緑色がきれいに映えていた。

下りはロープウェイ駅に向かう。予定よりもだいぶ早く山頂についたので、このまま下ると、バスの時間までだいぶ時間を余すことになるので、のんびり下った。

下りはじめは展望あり、しばらくで樹林帯にはいり、淡々とくだる。そういえば樹林帯に入る前に遠くにロープウェイ駅の建物と思しきものが見えていた。

(山頂から少し下った所に大きな角のある鹿がいた)


(山頂から1段下がった所にあった社)


(ロープウェイの案内に従い下る)








(ロープウェイ駅が見えた。拡大撮影)



ゆるんでなだらかになってくるとときどき木道も設置されていて、最後フェンスをあけてロープウェイ駅の敷地内に入る。フェンスのそばに社と清めの水場があったので、手をあらった。

ロープウェイ駅のある一体は、カフェやレストラン、東屋がいくつか。またコマクサとオダマキ、菖蒲などが咲いてた。足湯もあり、そこで足湯多少時間をつぶした。

そのそばに展望板があり、めだつ正面右手の山が四郎山だとわかった。またうっすらと至仏山や燧ケ岳もみえていた。






(フェンスをあけてロープウェイ駅周辺の敷地へ)


(二荒山神社)


(ロープウェイ駅)


(ロープウェイ駅付近から奥白根山を望む)


ロープウェイに乗ろうとするとチケット売り場がなく、訊いてみたら、下ったところで清算してとのことだった。ロープウェイの下の駅でおりると連絡がいったらしく、係員が待機していて、清算場所まで案内してくれた。券売機で片道1500円のチケットを購入し係員にわたした。

バスの時刻まで1時間30分以上時間ができてしまい、下の駅の周辺にあった無料休憩所で時間をつぶした。ちなみに、勝田に下るバス停は、下の駅から結構離れたところにあるので要注意。

 

下の駅の敷地をでて、右手にずっとくだったところにある丸沼高原スキー場の看板の脇にバス停はある。下の駅から300mぐらいあるか。

(バス停は大きな看板の脇でまったく目立たない)


バスがきて鎌田まで。鎌田で沼田駅行に10分ほどで乗り継ぐ。どちらのバスもスイカok。沼田駅から帰路についた。

 

●コースタイム(除休憩時間): 湯元温泉(1h20)外山鞍部(1h50)奥白根山(1h25)ロープウェイ駅