2020 3/20 金 雪のち晴れ

 

無人駅の柏原駅をおりる。スイカが使えたので、タッチして改札をでる。地形図通り、駅前の通りをぬけ、大きな道路をわたり、トンネルをぬけると山道(林道)入り口。右手に登山計画書ポスト。

(登山道入り口の案内)

沿ってすすむと右手に養鶏場。その先で、道なりに橋をわたり、左岸に沿って林道をゆるやかにのぼる。

いつしか沢沿いの細い踏跡をたどるようになり、高度を上げていくと尾根の一角にとびでる。そこには二合目の案内。左手にも伸びる尾根もいつか歩いてみたい。ここは右手に折れゆるゆると進む。右下には早くも林道が見えている。

(谷沿いの山道)

 

(荒れ気味の場所も)


(尾根は近い)


(尾根に出た 2合目の案内)


100mののぼりをこなし、左手に尾根を分け、ゆるゆる進み、登ったところに四合目の案内と右手に使用禁止のコンテナのような黄色い避難小屋。入り口は外れ、小さな窓も二つほどなくなっていたが、まだ雨風はそこそこしのげそうだ。ちなみにこの日午前中は曇り、午後から晴れの予報だったが、山の方は黒い雲が流れていて、このあたりから雪が舞い始めたので、ちょっと中にはいったりした。

(4合目にある使用禁止の避難小屋)


そこから少し下り、ずっと先に霊仙山だろうか、遠くに見える山を写したが、その後歩いてみて、思った以上に起伏のある複雑な地形なため、先ほど見えていたのが霊仙山なのかはっきりしなくなった。

 

目前の920pにとりかかるかと思いきや、登山道は右を巻いていく。風がつよい。この日、岐阜県には強風注意報もでていた。北海道・東北には暴風警報で、どこかでは40mを越える観測史上最高の風速が記録されたとその日の夜のニュースでやっていた。


その後右下の林道に合流。すぐに山道に復帰し、ゆるゆる進んでいくと継子穴の案内にでる。実際の穴は少し上10mぐらい登ったところにあるそうだが、結局よらなかった。またその案内のそばには、7合目の標識もあった。左手は展望がひらけ、尾根尾根とその腹をまく林道がみえる。

(土道の林道に一旦合流)


(左手展望が開けてくる)


(継子穴の案内がある所)


そこからは急な斜面状を登り、再び正面のコブ(谷山と思われる)は右をまき下り、下ったところに八合目、四丁横崖の案内。鞍部状になっていて左右には谷が落ちている。右手(北側)を下るルートもあるようだが、たしか通行禁止になっていた。

(谷山越しに奥のコブに避難小屋が見える)


(8合目(四丁横崖)の案内)


(四丁横崖から北側ルートへの分岐_通行止めになっていた)


そこから巻き上がり、登ったところに避難小屋。このころだいぶ雪が強くなってきていて、遮るもののない稜線に上がったこともあると思うが、風が一段とつよい。いったん避難小屋にはいって、そこで脱いでいたアウターをきて、出発。ちなみに、トイレはないが、仮眠室と休憩できるぐるりと腰をおろせるベンチ様の張り出しがあり、そこでザックをおろして休むことができる。まあまあきれいに使われている。

(避難小屋)


正面に見えるコブは経塚山で、そこに上がった途端、4,5名の登山者。この日初めて出会った登山者。霊仙山登山のメインである醒ヶ井ルートと合流した模様。

(経塚山)


とにかく、風雪がつよく、顔にびしびし雪があたってくるので、じっとしていられない。皆フードをかぶっていたが、アウターのフードを取り出すのがめんどうだったので、帽子を飛ばされないように抑えながら進んだ。

経塚山からは急に下り、鞍部には雪が少し残っていた。急に登り返して、途中で左手に最高点への分岐をわけ、霊仙山山頂。ここでも写真をとって早々に引き返した。避難小屋まで戻ってくると雲はながれ、雪はやみ、陽が差し始めた。

(遮るもののない稜線は風が強い)


(霊仙山山頂)


(雲が流れ陽が出た)


四丁横崖を経て、登り返し、継子穴までもどる。地形図を確認し、谷山から延びる南の尾根に行くには、このあたりで眼下にみえる林道にいったん降りる必要があることを確認。少し戻った位置で、降りられそうなところを見つけ土道の林道に降りた。

(土道の林道に降りる)


林道をたどり、谷山の南東面をゆるゆると巻いていく。意外に長く感じた。尾根をのっこすところが藪坂峠。土道の林道は尾根をのっこし、さらに西の方に続ている。南にすすむ林道をたどり、取付きにつくが、もっていた地形図では取付く尾根の右手(西)のみに林道は伸びていたが現地では、左手(東)にも尾根を挟むようにしてのびていた。

藪があるとのことで、しばらく林道沿いにすすみ、途中から尾根に上がろうかとも思ったが、結局先端から取付いた。

(取付き)



歩いてみると、尾根沿いに鹿よけフェンスがあるのだが、それがほとんど途中で支柱がおれ、辺りに灌木がはびこり歩きにくい。その状態は主に908p付近までで、それを過ぎると少しましになる。

(歩きにくい尾根)


(ヌタ場)


下ってゆるゆる進み、再び下りはじめのあたりから、右手のフェンスがなくなると同時に、すっきりした自然林になり藪はなくなり歩きやすくなる。鞍部から登りかえし、ソノド。

(下りからソノドを望む)


(ソノド山頂)


(標識)


直下に小広いスペースがあった。何か人工的な跡があった。で、小休止の後、少し進行方向に尾根なりに下ると左右に分岐する。右の尾根の方が太いが、左にマーキングがあったので、地形図を確認しそちらに進む。

(山頂直下の小広いスペース)


下っていくと想定したような下りよりも斜度は高めで、直線的、しかも長め。ただマーキングはしっかりしているし、下っていく方角もあっているはずなので、気になりつつもしばらく下る。地形図では左手に流れていくところで、直進する必要があるところがあるのだが、そのような尾根もない。そろそろ登り返すはずだが、それもない。
 

やがて、マーキングが少なく、灌木多めでやぶっぽくなってきて、よりルートの信頼性が不確かになってきたところで、ふと左手に、想定していたたような形状の尾根(ゆるく下り、途中で登り返す形状)が見えた。

地形図を詳細に確認して、ルートミスを確信。本来下る尾根の一本西の尾根を下っていると考えれば、すべてつじつまがあう。ちなみに、この尾根をこのまま下っていくと最後林道に降りられるようではある。

そこでソノドまで引き返し、三角点のところで、地形図を詳しく確認すると、直下の小広場脇を下るのが正解だったことに気づいた。三角点からしばらく進行方向(南)に進むのではなく、三角点からそのまま南寄りの尾根を下る必要があったのだ。

正しい尾根に乗ると、地形図どおりのなだらかで広めの尾根を下り、途中で左にながれるところも、流されず直進。ちなみにポイントポイントにはマーキングに加え、赤い手製のプレート(タカツカへ)があり、それらを丁寧に拾っていけば、地形図がなくても歩ける。

(タカツカへの案内)


分かりづらい所が3か所(750付近で右寄りに入るところ。660付近で尾根広がる中右寄りに下るところ。高塚山を越え、600付近も尾根広くちょっとわかりづらい)あったが、どちらもそのポイントには赤い手製のプレートがあった。

最低鞍部は地形図からイメージするより広く、そこからはゆるやかに上り返す。高塚山山頂付近で、ふたたび鹿よけフェンスが右手でてくる。左手展望があると同時に、小広く裸地化していたのが不思議。

(高塚山山頂付近)


(裸地化した一角から東方面を望む)


(貯水池?を拡大撮影)


(少し先にあった山名表示)


霊仙山からここまで下ってきてもときどき風強く、当たらないように稜線から少し下ったところで、小休止。ちなみにその地点には山名表示はなかったが、少し進んだ先にあった。あとは下りのみ。引き続きしっかりとマーキングがあり、最後直線的なそこそこの傾斜の尾根を下り、鉄塔のところで、右手下に養鱒場も見えた。
鉄塔からはすぐで下の林道が見えてきて、最後は鉄のはしごで降り立った。とりつきには巡視路の案内があった。

(鉄塔)


降り立ったのが、1440だが、最寄のバス停までは、歩いて1時間ほどかかるため、14時台のバスには間に合わない。
次のバスが1641ということでだいぶ時間があるので、のんびり歩いて時(とき)のバス停から帰路についた。

(降りてきたところ)

 

(時(とき)バス停付近)

 

(時(とき)バス停)