2016 6/19 日 曇り一時雨
 
以前白峰南嶺を縦走した際に、縦走路から偃松尾山山頂方面に踏み跡を見たような記憶があったが、いざ山頂から縦走路へ向けて下ろうとすると期待したような明瞭なルートはなく尾根筋の濃い這松藪を避け尾根左手(南東)のダケカンバ林の薄い獣道らしきを辿る。
 
         (山頂付近_尾根中心部の這松藪)
イメージ 1
 
 
獣道は次第に稜線から遠ざかり谷に下っていくので、一旦引き返す。今度は藪の縁を軽く漕ぎながら下りすぎないように進むと銀色のプレートがある場所にでた。もしかしたらここは縦走路側(南側)から登ってきたときの山頂とされている場所なのかな。
 
         (縦走路寄りに見つけたプレート。文字は消えていて全く読めない)
イメージ 2
 
 
その先もルートは不明瞭で、這松の藪を縫って尾根の反対側(北西)に抜けたり、尾根筋にでて這松を漕ぎながら下ると突然縦走路にでた。
ちなみに山頂からは全く展望がなかったが、下降時尾根の北西側および尾根筋に出ると展望が得られた。
 
   (山頂直下の這松帯から聖岳と赤石岳)
イメージ 9
 
 
 
 
   (聖岳を拡大撮影。右は兎岳)
イメージ 12
 
  
      (荒川岳)
イメージ 13
 
 
   (塩見岳と右手に蝙蝠岳)
イメージ 3
 
 
    (笊ヶ岳)
イメージ 10
 
 
 
         (偃松尾山山頂方面を振り返る)
イメージ 4
 
 
縦走路を南に下り上倉沢ノコル付近で木に付けられた水場マークを確認。ゆるく登り2444標高点を越え、右手(西)に椹島への分岐を分ける。笊ヶ岳への登りはところどころ這松の枝の張り出しがあるが、障害になるほどではない。
 
        (笊ヶ岳への登り途中開けたところから振り返り左:生木割山と右:偃松尾山)
イメージ 5
 
 
9年ぶり2回目の笊ヶ岳山頂。この日曇りだったが、それなりに遠望が効き、前回がガスに包まれ展望がなかったので、初めての展望を楽しんだ。
 
         (笊ヶ岳山頂)
イメージ 6
 
 
         (笊ヶ岳山頂から、昨日登ってきた大黒尾根と偃松尾山を望む)
イメージ 7
 
 
下ってゆるやかな登りをこなす。テント場がでてくるとすぐ布引山。展望はない。
 
         (布引山)
イメージ 8
 
 
所ノ沢越しへの分岐を右手に分け、ガレ縁を辿り、急なシラビソ林を下り桧横手山を越える。
 
   (布引山からの下りで、ガレ縁から聖岳と赤石岳)
イメージ 11
 
 
 
山の神を越え、最後は急な傾斜を尾根を絡めながらジグザグに沢におりた。渡渉してから長い巻き道を進み、老平の一軒屋を過ぎてからも記憶にあるよりも長い林道を歩き、ようやくゲート。その先のヴィラ雨畑で汗を流した。

以前はそばの「馬場」バス停から本数少ないものの身延行のバスがあったが、現在はオンデマンド運行により事前予約が必要とのことだったので、タクシーで奈良田-身延のバス路線の最寄りのバス亭である「大島」バス停にでて、そこから身延行のバスに乗り下部温泉駅で下車。
身延線で帰路についた。
 
●コースタイム(休憩時間除く)
1日目:
白石バス停(2時間5分)1316三角点(2時間50分)1921三角点(15分)大黒山(4時間)偃松尾山
2日目:
偃松尾山(30分)縦走路(1時間20分)笊ヶ岳(55分)布引山(2時間50分)一軒家(45分)ヴィラ雨畑
 
※ヴィラ雨畑(12分、すみせタクシー:1,720円)大島バス停