2024 6/22 土 晴れ

一時の混雑はなくなり、前回同様朝一の奥多摩駅発バスは7割ほどの乗車率。多くは鴨沢までに降り、終点まで行ったのは自分のみ。ちなみに終点の鴨沢西にはトイレはないので要注意。

進行方向そのまま車道を西進する。前回の三条の湯への分岐を右手にすごし、坂を下り大橋をわたって、右手にカーブするとゆるい登り返しになって、すぐ右手にサヲウラ峠への登山口が現れる。

(サオウラ峠への登山口)


気温は14度。この日は都心で30度近くまで上がる予報だが、この時間帯およびこのエリアではまだこの程度。

登山口の案内がある道にはいる。最初だけ簡易舗装で、すぐに山道になる。左下に民家を見て高度をあげるとやがて廃屋を縫うようにして進み、大きく左にトラバースしたあと、右に折り返し、山腹を登る。途中で、登山道から一段下がったところで水場らしきがあった。

 

その先いったん緩んだところは小広くなっていて、石垣跡がある。

(水場)




(小広くなっていることに出るとルートは尾根筋に向かう)


そこから尾根筋を絡めるように増した傾斜を登る。緩んでくると尾根広がりところどころ進路を示すためか尾根に沿ってロープが張られている。広葉樹林主体で、唐松もある、いちどアカマツ林を抜けた。

左手から丹波からの道を合わせると丹波天平。アンテナ(といってもポールのみ)がある。

(丹波天平)



その先引き続きひろくなだらかな尾根が広がる。一度の登り返しをへて下り、サヲウラ峠。山の神あり。

(サヲウラ峠)



緩やかな広い尾根を登る。途中ゆるやかな下りあり。尾根が少しずつ狭くなってくるとぐっと傾斜が増し、ひと登りで三角点のある熊倉山。セミの声が騒々しい。

(熊倉山)



少し下ったあと右におれるように下る。正面に見えていた尾根に向かうものと思っていたが、正面に見えていた尾根はおそらく岩岳尾根で、登山地図を確認すると熊倉山からはルートは確かに右手に折れその後北西に伸びるミサカ尾根を登り返すようだ。

最低鞍部は広めで、登りかえす。緩やかな登りが続くが、最後は急登がしばし続く。
急登の序盤は岩が多く、中盤から後半は樹林の中をのぼる。最後露岩の小こぶに上がる。
南西から岩だけ尾根を合わせる。ちなみに岩だけ尾根方面にはハリガネ?が渡してあり、安易にそちらに入り込まないようにされていた。

(広い最低鞍部付近)


(急登の序盤は岩が多い)


(樹林を抜け)


(露岩の小こぶ)


(岩岳尾根方面にはハリガネで通せんぼ)



富士山、南アルプス、近場では御前山~石尾根まで見えていた。富士山はだいぶ雪が少なくなっていた。谷筋に少し残っている感じ。

(露岩の小こぶから南側の展望)


(南アが北岳から聖岳まで一望)


(東側の展望。中央奥に大岳山。前景右手の尾根が登ってきた尾根)


その少し先のコブが前飛竜山。展望なし。このあたりはややシャクナゲや低灌木がうるさい。

(前飛竜山)



ゆるく下り、鞍部から登り返す。序盤は小笹の斜面。中盤から後半は奥秩父らしい巨木と倒木の苔むした景色が散見される。


縦走路に合流。小休止のあと、またいで飛竜山山頂をめざす。最初だけゆるく登るがあとは短い幅での上下動はあるも概ね「登る」というよりも「奥に進む」感じ。こちらも前半は低灌木が目立つが、ぬけて広くなってくると飛竜山山頂。かなり久しぶり。展望はないが、前飛竜山よりもずっとひろびろとしている。

(縦走路に合流)

 



(飛竜山山頂をめざす)




(飛竜山)


復路は、サオ裏峠まで往路をもどり、サヲウラ峠からは丹波におりた。移転してきた丹波山村役場では週末もトイレを開放している。使用できる時間は朝8:30から18:30までとのこと。