2024 8/10 土 曇り

道の駅尾瀬桧枝岐に車中泊し、早朝歩き出す。会津駒ケ岳に登った後尾根を御池まで縦走し、御池からバスで道の駅まで戻ってくる計画だ。


道の駅から車道脇を歩き10分たらずで登山道入り口分岐。

(登山口入口)


分岐する車道にはいり登る。すぐ左手にトイレあり。途中車に何度か抜かれる。最上段の駐車場はいっぱいだったが、途中に数か所設けられていた4,5台くらい停められるスペースは、ほとんど空いていた。

最上段の駐車場から先はゲートのようなものが設けられ、脇から先に進むとすぐに木段のつけられた登山口に到着。気温は20度。やや高いが、関東ほどの暑さはないので少し助かる。

(登山口)


(登山道の様子)


尾根沿いにまあまあな傾斜をジグザグをきって登る。水場分岐まで全体的に展望のないつづら折りをひたすらこなす。ブナの林床は笹が目立つ。

水場分岐は小広くなっていて、ベンチが7基ほどあった。

(ベンチがある水場分岐)


その先からは、傾斜はやや落ち、水場分岐までと比べ少し歩きやすくなる。木段がときどき現れる。

高度が上がってくると、周りの木越に少しずつ展望が見え始める。

(山頂方面がみえた)


(ところどころ段が設けられている)














ふと展望がひらけ、行く手の高まりに小屋が二つ見えてきた。駒の小屋だ。

湿生状のなだらかな高まりには木道が敷かれ、沿ってゆるく登ると駒の小屋直下の分岐で、ベンチがここにも7基ぐらいある。小さな池もある。気温は16度。このころからガスが湧き始める。道端にはミソガシワなど咲いている。

(駒の小屋を拡大撮影)








(分岐脇の池)


山頂方面は右手に分岐する木道に入る。微妙に少し下ってから登り返し次のコブの左を巻き始めたら、右手に山頂を示す案内がでてくるので、そちらに入りひと登りで会津駒ケ岳の山頂標識がたつ山頂に到着。

こちらも小広くなっている。方角表示板もあったがガスに囲まれ残念ながら展望はない。

(ガスが流れてきた)


(山頂分岐)


(会津駒ケ岳山頂)


(山頂にあったパノラマガイド)



駒の小屋まで戻り、御池を目指し、尾根歩きに向かう。

勝手に高原漫歩のつもりでいたら、序盤はぐっと下り、鬱蒼とした樹林帯の中を進む。

アップダウンを経てようやく稜線にでる。ガスがかかっているため、遠望は利かないが、近くの山は見える。期待した燧ケ岳の姿は最後まで見えなかった。木道がたまにでてきたり、ところどころ軽い被さりはある。滝沢登山口からのピストンが一般的で、こちらの尾根を通して歩く登山者は圧倒的に少ない感じだ。道端にはコゴメグサ、ツリガネシャジン、アザミ、ハクサンフウロなどが咲いていた。

(御池を目指す)


(コゴメグサ)


(ツリガネシャジン)



(フウロ)




 

(左手(南)には谷が刻まれている)


 



(ときどき被さりがある)

 




(池塘)


前日の雨で葉に水滴がついているので、ズボンの裾が結構濡れてしまったため、大津岐峠で小休止中にスパッツをつけた。その先ゆるくのぼり特に標識も三角点にも気づかず、いつのまにか大津岐山を越える。

(大津岐峠)


アップダウンを重ねる。割と軽く藪っぽいところもある。







1861の大きなコブを越えたところが分岐で、そばに鉄塔と避難小屋(電力会社用)があった。

(分岐)


(刈払いの道。西側にのびる黒破線路と思われる)


(鉄塔と小屋)


そこで小休止。ちなみに、登山地図にある破線路らしき黒破線は、現地それらしい踏み跡のある分岐には出くわさなかった。きちんと確認しなかったが、鉄塔の立つ小広場の奥にちらっと赤テが見えたような気がしたので、もしかしたら、そのあたりから踏み跡が発生しているのかも。また、尾根の右手(北西)にむけてしっかりした刈払いがされていた道があったが、登山地図にある黒破線(巡視路?)のルートのようだ。



(1888標高点らしき高まり)





ゆるく下り登り返す。もう一度ゆるく登り登り返し、だらだらした長いのぼりをこなす。

一か所池塘めいたところもあった。時々現れる古い木道は濡れているとよく滑り、3回ぐらい足を取られた。

ゆるんだところが大杉岳かと思ったが、確認すると1888標高点で、大杉岳へは更に奥に進むと到着。登山地図には三角点の記載もあるが、登山道近辺には見つけられなかったので、近くの藪の中にあるのだろう。気温は19度。かわらず曇りでむしっとしているが、思いのほか気温が上がらないのは助かる。

(大杉岳山頂。展望はない)


この先は下り基調で400mほど下れば車道に下りれるのが嬉しい。山行中すれ違ったのは2名ほどだったが、御池からのぼり、会津駒ケ岳に登ったあと滝沢登山口に下りる方が、スタート時の標高が500mほど高いので楽だろう。

下りになると湿地っぽいところもほぼなくなり、普通の登山道になり、ぐっと歩き易くなった。

(御池への下り)


あっというまに車道におり、そこから左手に車道を下ると、御池のバス停や休憩所(みやげやトイレ、軽食が食べられる場所)にでる。靴洗い場もあり、泥だらけになった靴をあらう。

(御池登山口に下りてきた)


(御池ロッジとバス停)


休憩所で昼飯をとり、バスにのって、道の駅までもどり、そこからレンタカーで宇都宮にもどり、宇都宮駅から帰路についた。