わたしたち世代は、田宮二郎氏と
唐沢寿明氏の「白い巨塔」を直に視聴したと思う

大学病院を白い巨塔と呼ぶ
山崎豊子さんの有名な作品


キャスト発表の時に、唐沢寿明氏の名前に
「えええ?!」と
失礼、軽そうに見えていたから


しかし、テレビ放送が始まって
唐沢寿明氏の「財前五郎」が浮いてない

妻役の若村麻由美さんが愛らしい
お父ちゃん役の西田敏行氏がおもしろい
愛人役の黒木瞳さんが美しい

大学病院の医師にしては、真面目過ぎた
江口洋介さんの里見先生

だんだん唐沢寿明氏の財前五郎が悪人に見えてきた 教授になるため 出世のために医師の本分(軸)がズレてゆく


患者を治す姿勢を崩さない里見先生
患者より自分が先になった財前五郎

石坂浩二氏の東教授が、だんだん唐沢財前に追い詰められるのがリアルだったな



白い巨塔

その実態は未だ変わらない

どこかの国は、オペ室に監視カメラを設置させるとか・・・

守る伝統と変革する勇気を、はき違えないでほしい
病院だって、国と同じで変化を恐れてはいけない

守る伝統なんて、本来は無形であり
有形ならば、尚更守らずその時代に合わせて変わるべきだと思う


自分の写真を里見先生に見せに行く財前
日本最高峰のガンに係る大きな病院のセンター長になる夢がある財前

まさか夢で終わるとは・・・
しかも、自身がガンになるなんて

たまにある「お母ちゃん」との電話のシーンが泣かせる
お母ちゃんの前では、素直な財前

最期「里見」と呼ぶ財前五郎

1度終わった小説を
世論に押されて
続きを書いたのは、あまりに有名な話し