「敗血症になったら、あっという間」
医者の会話が聞こえた
本当なら、元気なら、笑いたい

そして
患者の枕元で言うなよ!
と、怒鳴りたい

耳が最後まで残る器官って本当ねーーー感心した

「うちでやった手術じゃないから」
とも、聞こえた

40度前後の熱が続き、体も熱に慣れていた 
吐く息も熱くて、ベッドの柵が冷たくて気持ちいい

もはや、どうにも体が動かない

敗血症がどんな病気か知っている

死ぬんだよ 最悪

ああ、私は、最悪の状態か
でも、人は簡単に死なないのも知っている

命尽きるとは、いい得て妙

まさに、その言葉の通り

この手術を受ける前に
「やっておきたいリスト」
を書いて自分の部屋に貼った

クリアすると、消した

すべてクリアした
◯◯で、魚料理とか
◯◯で、イタリアンとか
主に食べること

もはや、思い残すことはないけどあるけど、子どものことは思いが残るけど、仕方ない。
頑張ったんだよ私

胸を晴れるかな?

祭壇の花を白い菊は入れないでといい残してないのが、気持ちがざわつく。致し方ない

ふと見ると医者はいない
幻覚?
いや、いたよ、あれは木崎先生の声だったよ

かける言葉なかったのかな?
私は、意識不明に見えるのかな?

翌朝、手術した病院への転院を言われた



飛行機に搭乗しなさい!と?
耳を疑う