前に窓のことを書いていて、今思い出した出来事がある

なんで入院したのか忘れたけど、たまたま入院した病院に知り合いがいた 3階西病棟
「あら~」
とか言いながら彼女は看護師
新しく建て増しした病棟を、案内された

大部屋を1人で使う贅沢さよ
私は左側(奥の窓側)

ある日、後輩が出来た かなり年配の方(入り口右側)
昼頃来て ご家族が帰られた
夕飯食べて 消灯になった
「おやすみなさい」
「おやすみなさい」
挨拶を交わした

夜中急に肩を揺すられた
「かなこさん!」
いや、誰?
カーテン開けられたのも分からなかった
「私、かなこじゃありません」
飛び起きた
「財布がないのよ」
「は?財布?」
「そう、枕の下に置いていたのに、誰か取ったのよ」
「私、しりません」
「失礼しました。私帰ります」
と窓側に行く

いやいや
「待ってください」
左手を前に出して右手でナースコール探す。そして押す 押して 押して 押した
「財布の色は何色ですか?」
「藍色なのよ」
「花柄デザイン?」
ナースコール押してもすぐには来ない わかっている
刺激を与えず のんびり関心のありそうな質問を繰り返した
体の向きを変えて欲しい せめてこちらを向いて欲しい
もうやけくそだ
「痛い」顔を抑えた左のおでこ
すると
「あら?どうしたの?」
私のベッドの方に来てくれた

そこに

「どうかした?舞子?」

夜勤は知り合いだったのだ

私は小さく顔を振り右手で、ゆっくり、ゆっくりと仕草をした
左手は額に置いたまま

「◯◯さん、どうしました?」
と、高齢の方を誘導して
「あとからくる」
と、ささやいて連れて行った

後にわかったのは
違う病院にいたのを家族が隠していた 少し認知機能に問題があったのを言えば、入院を断られると思っていた と聞いた

「舞子のおかげで助かった」
「役に立てて良かった 演技賞もらわなくちゃ 頑張った」
「ふふふ、ここね、知らないでしょうけど、ほら?」
私は身震いした
窓が全開する
「はあ~?なんで~?」
「窓を検討するように意見書書いたと、病棟長が言ってた」
「怖い怖い 病院の窓は開かないんじゃないの?」
抱きついてきた彼女は
「あー助かった」
と私の背中をなでる
二人で見下ろしたら岩がゴツゴツあるwww

そんなこともあった