冷たい雨がふいにばらばらと乾いた顔を射ち
見上げる送電線は一列にどこまでも並ぶむく鳥たちでゆっくりとゆらいでいた
荒涼とした田畑を、まちを、海をも越えた東を
鳥たちは遠く見つめ確かにわくわくと
アラシがヤッテクルのを待っていた
からだをふくらませて胸を張り、グレイに渦巻く宇宙の波に心をあずけていた