こんにちは、さんちゃいるどと申します。床上生活を余儀無くされるお年寄りの多い病棟で看護業務をしています。その合間に、状態の落ち着いている患者さんのベッドの傍らで唄を歌います。懐かしいメロディを耳にするやいなや、豊かに変化する彼らの表情にいつも驚かされるのです。一緒に歌いだす方、ぽろりと涙をおとす方、もっと!とリクエストされる方・・・。ラジオやCDも良いのですが、患者さんに、直接
語りかける生の歌声を通して、お互いに、魂をぎゅっと抱きしめ合う感覚が確かにあります。今日明日にも旅立ちをむかえようとしている彼らの笑顔の優しさ、一瞬の瞳の輝きがどんなにわたしを勇気付けてくれたことでしょう。
これこそわたしの本当の仕事、そう確信し、現在、介護施設はもちろん、おうちでご家族を看ていらっしゃる方々のもとへも伺い、唄を歌う活動をしています。
    そして思うことがあります。本当はご家族がご本人の手をとり歌ったほうが喜ばれるのではないかと。でも、ふしぎです。多くの方は(わたしもそのひとりです)、一番大切にしているはずのご家族に対して、とっても照れ屋なんです。いつか、皆さんが大事な方のベッドサイドシンガーになるまでわたしがかわりに心を込めて歌います。目には見えない愛のプレゼント、どうかご本人と一緒に心で感じてください。