東女は3月にビッグマッチを控えている。そこでは3種類全てのベルト戦があるだろうことは多くの人が予想できたことだろう。現在行われているタッグトーナメントの優勝チームがビッグマッチでユキニキに挑戦というのも当然誰もが予想できること。となるとシングルのベルトを持っている山下、荒井の2選手のチームの優勝は無い。さらに山下選手に挑戦が決まっている未詩選手の白昼夢の優勝も無い。
多分タッグトーナメントはでじもんに勝たせてそのまま3月に奪取という流れなんだろう。
でじもんの2人は頑張っているんだろうし、キャラクターは好きだけどここで彼女たちに巻かせるのは長期的に考えてプラスにならないように思えてしまう。
プロレスは何でもありだし、どんなキャラもありだと思う。しかし一部の特殊なベルトを除いて、ベルトというのは説得力のある強さが根底にあってのものだと思っている。彼女たちは人気はあるのだろうが、強さとなると『?』しか浮かばない。むしろ人気が彼女たちの伸びしろを縮めてしまったように感じる。
動画だったか週プロのインタビュー記事だったか忘れたけれど、確か山下選手が『ベルトを巻きたいというだけでは巻けなくて、ベルトを巻いて何がしたいか・どんな景色を見せたいかというビジョンが無ければ巻けない』と語っていた。コレは非常にうなずけるものだった。いわゆる初期メンは何かしらそうしたものを主張したり、あるいは言葉にしなくても伝わってくるものがあった。ところがいわゆる98年度組とか新世代と言われる選手たちからはそうしたものが全く伝わってこない。でじもんはその筆頭と言っても過言ではないかもしれない。
でじもんが嫌いとかではなく、彼女たちにベルトを巻かせるのは既定路線だったとして、説得力のある強さや巻いた後のビジョンが全く見えないので、巻かせるのに懐疑的ということ。
前述の世代で最も白ベルトに近いのは渡辺未詩選手だと思う。ぶっちぎりで。
技に説得力もある彼女なら山下選手からベルトを奪える可能性が最も高いと思うけれど、未詩選手はベルトを巻いた後にどうしたいかというのをもっと語ってほしいと思う。そうした部分があまり見えないので、勝敗予想としては山下:未詩=7:3か6:4くらいかな、と。
わちゃわちゃなのは良いと思うし、それが魅力だとも思う。新人選手も入っている。しかしそれなのに後楽園ホールでさえ動員に苦戦している。未詩選手のようにそうじゃない選手もいるが、98年度組とか新世代と言われる選手たちやその下の世代の選手たちの試合をみていたら「そら、そうなるよなぁ」と。
仲良いことは良いことだと思うけれど、初期メンはそれでも試合となるとピリッとした雰囲気になる。しかし下の世代にはあまりそうしたのは感じない。それが団体のカラーと言われたらそれまでだけど、とんでもない目玉カードでもあった12月の10人タッグの時でさえ南側のオレンジ色だけじゃなく、北や東西にも空席があった。集客力の下降は否めないんじなかろうか?
ベルトの話から脱線したが、好きな団体の1つであるのは間違いないし、もっと盛り上がってほしいという気持ちからこんな日記を書いた。まぁ、選手やフロントなどの関係者や他のお客さんの目には触れないだろうから良いか。