☆プロローグ☆

【あやかとバオバブくんの出会い】


17歳の5月、心地よい風が吹く朝の時間。


私の名前はあやか、17歳。
高校を中退する決意をこの春にしたばかり。


高校の雰囲気が自分に合わないこともそうだし、
自分が本当に勉強したいことに時間をつかいたいと思ったことがきっかけ。

普通の高校生ならこの時間は、学校で授業を受けている。
私は、大好きな自然に関する番組を見ている。





・・・
「あ、もうそろあの番組が始まる。テレビつけよ。」

私が毎週欠かさず見ているテレビ番組がある。

世界中の自然や、人々の生活に密着した番組。
私のお気に入りの番組。

「今日はバオバブ特集です。......。」

アフリカやオーストラリア(一部)などのサバンナ地帯に多く生息するバオバブの木。
その高さはおよそ30メートルで直径は10メートルにもなる。

バオバブの木には年輪がない。
樹齢を測定することはできないけど、古い木では数千年~数百年にもなるそう。

その神秘的なバオバブに私は心を引きつけられた。

・・・

私はその番組を見て、テレビの中だけでは満足できない気持ちになりました。

「実際に会いに行きたい、、、」

そんな想いからか私はバオバブの木に「バオバブくん」という名前をつけて呼ぶようになりました。

頭の中で会話が始まったのです。
一緒に物事を考えてみたり、質問をしてみたり。
答えは言葉や声で返ってこないけど、何か答えてくれる、そんな「感じ」がします。

私の中でバオバブくんは単なる植物を越えて、時に友達、時に先生のように感じるようになっていきました。


あのテレビの特集で見たアフリカのバオバブくんに会いに行こう!

高校を中退した私の目の前にやりたいこと、目標ができたんです。

バオバブくんと会って何が待っているかはわかりません。

でもただただ会いたくてしかたがない。


大人はこういうかもしれません。

「それをして飯が食える(お金が入ってくる)のか」と。

でも私は心底こう思うんです。

「お金が入ってくる以上に私に意義のあること」だと。


このストーリーは私が実際にバオバブくんに会いに行く物語。

3部(冊)構成で

1部:バオバブくんに出会いに行くまで

2部:バオバブくんとの出会い

3部:バオバブと出会って(帰国後)

となっています。

私が実際にバオバブくんに会うまでの私とバオバブくんとの会話、そして旅費をためていくその過程をリアルタイムにお楽しみください。

今日もこんな風に私たちの会話は始まりました。



「バオバブくん、今日はこんなことがあったんだ。
それでバオバブくんに聞いてみたいことがあるんだ・・・。」