福島の小中学生が「疎開」先で漏らした切実な本音




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株式会社 日刊現代

日刊ゲンダイ 【東日本大震災】 福島の小中学生が「疎開」先で漏らした

切実な本音 「家族に安全な水と野菜をお土産にしたい」 まるで戦時下

の〝少国民〟 線量計を配る前にやることがある!




季世恵

福島の子ども達を招いての楽しいキャンプが終わりました。お別れの時、

見送る側も見送られる側もみんな泣きました。今の福島に帰りたくない、

帰したくないからです。帰る間際不要なペットボトルを何本も集める子ども

が大勢いました。親に自分が飲んだ安全なお水を飲ましてあげたいから

だと言うのです。




季世恵

福島の子ども達を帰すために貸し切りバスがお寺に着きました。「お土産

を買う所はどこがいい?」と尋ねると子ども達が「スーパーではなく函南の

お野菜が買えるところをお願いします」と言うのです。小学生も中学生も

みんな願いは一緒。待っている家族に安全な野菜をお土産にしたいって。



季世恵

キャンプ最終日。東京の子どもが仲良くなった福島の子どもに「今度は私

が福島に会いにくね!」と言いいました。すると相手の子は突然真顔にな

り「今、福島には来ない方がいい…」と答えたのです。こんなことあっていい

の?来てはいけないと言ったその場に子ども達は知っていて帰って行った

のです。




季世恵

いい子達です。親思いの子が多く何とか親を喜ばしたいと考

えています。そして自分達福島の人間は日本から見捨てられたと思ってい

ます。キャンプが終わり参加した東京の子の一人は自分の将来を真剣に

考え福島を救えるような進路を探し始めました。




yokoko (福島市在住の主婦。中1・小4の娘が二人)

私の娘も、校外学習から、口を縛ったビニール袋をおみやげに持って帰って

きました。「ママに美味しい空気を吸わせてあげたくて」泣きそうでした。








今、福島の子供達に贈りたい詩 音譜

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