ご機嫌な毎日(ヒント549) | Atelier Renard 出口むつみのトールペイント

Atelier Renard 出口むつみのトールペイント

出口むつみのトールペイントと暮らす毎日

 

今日のヒントは、作家さん向け。

 

「弟子を見れば、師匠がわかる」

 

 

先日の三越イベントでも、

「出口先生のところのスタッフさんは

優秀ですね」

と、あちこちから言われた。

 

販売作品のクオリティの良さ。

出しゃばらない謙虚さと

優しい心遣い。

良く気が付いて、

てきぱき働く彼女たちだから、

褒めれらないわけがない。

イベントのたびに

私が褒められているようで

なんだか嬉しい。照れ

 

 

「みんな、先生の方を

向いてる感じがしますよね」

そう言われたときは、

ちょぴり泣きそうになった。

 

 

弟子の出来は、

師匠の責任だと

私は思っている。

弟子たち同士の仲も

弟子と師匠のありかたも、

すべて、師匠の責任。

弟子同士でもめ事が合ったり、

仲が悪そうだったりするならば、

全部師匠が悪いのだ。

もし、トップに立つ人間が

弟子やスタッフをまとめられないなら、

弟子など作ってはいけない。

師匠失格だ。

 

若い頃は、

もめ事も多くて、悩んだこともあったけど、

自分が変わらないかぎり、

収まらないのだと知ってからは、

不思議と弟子たちも

もめ事を起こさなくなった。

 

ダメなものはダメと言える強さを。

嫌われる恐怖と戦う勇気を。

弟子を全力で応援する情熱を。

そして、

私が責任をとる。という覚悟を。

 

そうなの、

考えを変えたのは、私自身だけだ。

弟子たちに、勉強してほしいとか、

仲良くしてほしいとか、

みんな一緒に力を合わせてがんばろう。

などと言ったことはない。

 

彼女たちは、ただ

私のことを見ていてくれさえすればいい。

それだけで十分だ。

 

 

その家の庭を見れば

家の中が分かる。と

ガーデナーは言うし、

今着ている洋服を見れば、

クローゼットの中がわかる。と

ファッション業界の人は言う。

そして、

子供を見れば、

親が分かる。と、

昔から言われるように、

弟子の出来を見れば、

師匠の出来がわかるのだ。

ダメ弟子=ダメ師匠ってことよ。

 

だから、弟子をもつ人たちは、

その責任を負わなきゃね。

何しろ自分が作った弟子なんだからね。

 

あなたと弟子の関係はどう?

もしや気を使って、ギスギスしてない?

 

 

「弟子を見れば、師匠がわかる」

 

今日のヒントでした♪ウインク