㉝新聞の記事を見つけ出す
A県T市のMさんから、うちの事業を買い取るという話が持ち上がりM県のS市のSさんに相談する。
私の気持ちは、Mによって大きく傷ついた法人を綺麗にしてあげることだ。
この福祉の仕事は金儲けのためにやっているのではなく、1人でも多くの人が利用して頂き、今を一生懸命に生きてもらいながら笑顔溢れる時を過ごしてもらいたい…
そんな気持ちから今の事業を立ち上げた!
私は医療現場での経験があり、ある医者が「どんなことでも最後まで諦めるな!」
人1人の命のことである。
この言葉が原動力にさえなっている。
そんな事業をあのMはうちの法人をボロボロにしてくれた。
姑息な手段を使って!
Sさん「資金を引っ張るということは、何処かがマイナスってことになるってことですよ」
そう…
確かにそうだ!
そこに疑問を持っていたのだった!
Mさんの福祉の事業は、Mに騙されてから2年一度も黒になったことがないと言っていた。
赤字経営だと…
しかし関心するのは、何故赤字経営で2年も事業を回せるのか?
疑問だらけである。
私だったら、まず今持っている事業を綺麗にしてあげたいと思うからだ。
今年の3月中旬、MさんからMの件で他に事業をやってるようだとの情報が入る。
そこから色々調べて、一つ事業を見つける。
その事業は福祉業界ではない。
他の業種である。
その一つの県は私が生まれ育った県だった。
一度問い合わせする。
Mの件で前代表者の方に話をすると
「今年の1月に譲渡しました」
「今滞納しているものがあって、残していた3000万は既に引き抜かれた状態なんだと思います」
と言われる。
時既に遅し…であった
新たな被害の会社を見つけそんなやり取りをしている中、3月末にある企業様を見つける…
問い合わせを行い、今年2024年4月19日に来て話を聞きたいと言われる。
当日お二方がお見えになり、その時どんな企業様か私自身半信半疑だったため、T市のMさんが同席することとなる。
4月19日18時、お二方へうちの事業が詐欺に遭った流れや、仲間であろうその者達の名など話をし、お一人が真剣に記録を取られる。
風貌からして警察官に見えてしまう。
その後お二方からは、あるヒントとなることが伝えられ、後はご自分達自身でお調べ頂きたいとのこと。
情報はそれだけでも十分なものであった。
私はこの件調べてみるということをMさんへは伝える。
お二方からは「くれぐれも用心して下さいね」と言われる。
M!上等じゃ〜ないか!
私の周りで何かあった時は、ヤツらの仲間の仕業であることは周知して伝えてある。
会話は終了し、お二方が帰られたあとMさんが1つのパンフレットを私に渡し
「事業譲渡の資金は、自分が持っているこの事業から引っ張るんですよ」
代表者はMさんではない。
違う人の名であるが、載ってる代表者はお飾りの代表者で資産を取られないために講じたものだと話す。
しかし私の頭は、それよりもお二方から聞いたものが気になっていた。
次の日急いで調べる。
どこかにあるはずだ!
色々な図書館を聞き回る。
データから、そんな昔の記事は取り扱ってないと言われる。
諦めずどこか扱っているところはないか聞き出す。
一つA県A図書館なら扱っているかも知れないと。
知るためには悠長なことはいってられず、自宅を16時半頃思い立ったように出て車を走らせる。
時間的には1時間ちょっとで着くはず。
しかしどういう訳か、やたらその日車の交通量が多く混雑してしまう。
17時半過ぎた辺りから焦り出し、BluetoothスピーカーでA図書館へ連絡。
年月日を伝え、その時の記事は残ってないか聞き出す。
一つの記事は東京版で残っているらしいが、もう一つは古くて宿直版となっていたら、そちらはお見せできないかもとのことであった。
一つでもわかれば良いので、今向かってギリギリに着くことを受付へと伝える。
閉館18時5分前に到着
走り込んで受付で場所は?と聞くも
2階です!
えっ!?
見上げると数十段もの階段。
マジか…
私はお世辞にも若いといった年齢ではない。
オバサンと言われてもおかしくないし…
しかし見た目年齢のまま振り切って
助走を付けて一気に2階まで駆け上がる!
勢い余って2階の受付のカウンターへ飛び込んでしまう。
待って頂いていた東京版の記事を開いて見せて頂き、急いでコピーをする。
その間男性の職員の方が年号と日付けと名前教えて下さいとのことで、パソコンで探して下さっている。
「ありましたよ」
読んでいる間もなく、駐車場が18時に閉まってしまうと言われ飛び出し駐車場へ向かいギリギリ18時きっかりに出ることができた。
所要時間5分
㉞へと続きます。