㉗嵌められた罠


A県警の本部との相談で、12月に突入。
森が偽造したコロナ融資の件、また私腹を肥やすための融資金の使い込みなどの件。

防犯カメラなどの開示には時間がかかるとM刑事からは聞かされていた。

事が進んで行く中、令和5年12月11日早朝7時45分頃
M刑事からの連絡が入る。

内容は、よく考えると融資先の問題はその銀行が被害と捉えた場合私も共犯と捉えられてしまうといった内容だった。

何故私が!?

との問に、森がそのようにしてしまったから
と言う。

納得行かない。上等じゃ〜ないか!!

でもM刑事は、私の身のことを考えるともう忘れて日常の生活に戻りなさい!と…


何かがおかしい。

なら自分で調べて行くしかないと思った。

抜かれてしまったお金を追って調べていたところ、娘が気付いて

「このお金、窓口から引き出されてるみたいよ」と…

えっ!?

よくわかったなぁ〜と関心する。
ネットは今の時代には必要不可欠であり、引き出された窓口がわかる。

A県のN市◯◯信用◯◯N支店。

早速連絡して足を運ぶことになる。

日にちと時間を設定して令和5年12月12日にN支店へ向かう

一通り説明をし、本部のM刑事から連絡は来ていたようで

「内容はわかりました。ただ窓口に来たのは誰かということまではお伝えできません」
と言われる。
また男か女かも、個人情報は教えられないとのこと。

しかしこっそりと伝票を見せてくれる。

またもそこでえっ!となる。

驚いたことに、グルだと他の法人の方が言われていた◯ティッ◯◯株式会社へ600万の送金がされていた。しかも偽造で書かれていたのは、うちの法人名と私の名前

この字に見覚えがあった。


そう……確か…

コロナ融資の申し込みに書かれていた、2、3名で書いたであろうその中の一人の偽造した筆質にまったく似ている。

クソヤロー共が!!


これが捕まらないとは、もう日本も終わりだと思った。

送金されていた日にちは令和4年7月26日
コロナ融資が振り込まれた次の日だった。




M刑事に連絡を入れ、コロナ融資金が流れた先がわかった旨を伝える。

「どこでしたか?」

「◯ティッ◯◯株式会社です」


M刑事「あぁ〜!そうですか……」
との返事に、何か感じ取られた様子が伺える。




この時から◯ティッ◯◯へ問い合わせし、この件の担当者とのやり取りが始まる。

それに加え、コロナ融資先の金融機関とのやり取り。



SさんやT市のMさんとの情報の共有が多くなり、MさんはMさんで自分のところの問題では、県警と進めているような情報を伝えて来る。


㉘へと続きます。