ちょっと今日はいろんな感じることをランダムに書いてみます。
1回では書ききれないかもです。
 
・コンクールについて
抽選についての考察の記事を書きましたが、誤解して欲しくないのはコンクールは他の学校との勝負~! と思っている訳ではありません。
「そんなこと言っても、強豪が揃ったグループや過去の実績とか書いてるやん」その通り、客観的な立場でコンクールを見るとこれは外せない情報です。あくまで聴衆側の視点という訳です。
例えば審査評価に影響があるかどうかはわかりませんが、同じ課題曲と自由曲が2団体続いたりすると「わ~運悪かったな~」って思いますし、多くの団体が同じ自由曲だったら「しまった~」と思いますよね。
 
課題曲って今年はそれほどでもないような気がしますが、毎年特定の課題曲(難易度の低いマーチ)に集中すること多いです。
その理由の最たるものは、自由曲で自分達の良い面を発揮するために、無難な課題曲にして減点の少ない(課題をそつなくこなす)演奏を目指すという事が要因の一つだと私は思っています。(個人的にはこの考え方は好きではありませんが、KJBの最後の2年間「勇気のトビラと春の道を歩こう」はそういう視点で課題曲を最終決定してましたね~(^^;)
コンクールは客観的な目で審査される訳ですから、やはり自分達が持てる最大限の力を発揮できるようにすべきだし、少しでも良い評価を目指して練習する必要があります。それができないならコンクールには出ないという選択をすればいい話ですよね。
でも「コンクールに勝つ」ことだけが目標になり、明けても暮れてもとにかく練習だ~っていうのも何か違うと思いますね。
音楽のコンクールですから、技術力は当然必要ですが、それ以外にも大切な事はたくさんあります。
ガッツリ練習ばかりではなく、時には練習を中止してみんなで遊んだり、どこかの演奏会に行ったりとか、生徒同士や指導者とのコミュニケーションをとったり、音楽談義なんかをしてみる事も必要だと思いますね。
 
 
・指導者(顧問先生含む)
最近、あるサッカー部の体罰動画がSNSにアップされ、大きな問題となって、その外部講師が解雇されるという事件がありましたよね。
昭和世代のブラスおじさんにとっては「あのくらいで体罰になるのか~」が本音ですし、中・高時代は日常茶飯事でしたからね(^^;
だからといって肯定してる訳ではありません。昔と今は社会環境がまるで違いますから…
「ぶったね。親父にもぶたれた事ないのに!」というガンダムのアムロの名言がありましたが、今の若い人たちは家庭での躾の一環でぶたれたり、怒られたりする機会が昔に比べて遥に少なくなっているのでないでしょうか?(残念ながら親もその経験が無く、痛みを知らないがゆえに虐待としう悲しい事件もたくさんあります( ;∀;))
ゲームとかの影響もありますし、痛みを体感して成長する事が出来ない時代といえるかも知れませんね。
ただ経験をしていないと、痛みだけでなくキツイ言葉に対する免疫も出来にくい(打たれ弱い)のかな~と思います。
(人の親としては痛感することしかりです(^^;)
吹奏楽では前に立つ指導者1人に対して、奏者は多数です。
自ずと上下の関係になりやすい環境ですし、特に先生の場合は部活以外の本業もありますから、余計にそうなりやすいですよね。
そこで特に指導者に気をつけて欲しいのは、部活全体のゴールを目指す方法は個人々のによって違うということです。
私も昔は部活のゴールをみんなで決めた以上、全員が同じ意識でなけいとダメだと思ってました。
しかし1人々の育ってきた環境も性格(個性)も違います。
絶対に全員が同じ意識になることはないのです。(近づける事は可能)
もとより現在は個性を大切にする教育を推進してますよね。
もちろん合奏する時は、全体に対する指導ですので、一律の言い方になると思います(決して怒鳴ったり怒ったりは厳禁!、怒っていいのはウソと人に害を与えたときのみ)
ただ全体のうち5割の人が理解してくれればOKくらいで思っとかないと、すぐ頭に血がのぼり、怒るかグチグチ説教をしてしまいます。
 
思い切って、怒ったりグチグチ言うのを一切辞めてみましょう。
その代わりに1人々を、徹底的に「観察する」してみましょう。

 

指導者の最大の仕事は、「指導する」ということ。

しかし「指導する」ことと「教える」とは全く異なります。

Coach(コーチ)は導くということを差し、Teach(ティーチ)は教えるという意味を差します。

 

合奏等でよくないところを見つけたとします。

そうしたらそれをただ『ダメだ』と指摘するのではなく、『◯◯してみよう』というような肯定形の改善策。どうすればよりよくなるかを提案していくことで、成長に繋がる練習になります。

 
学校吹奏楽指導者の能力としてこんなことが必要なんだろうなぁと思ってます。
・生徒に納得してもらえるようなコミュニケーション力
・練習に対する工夫などの知識力
・自身の感情のコントロール力
このコントロール力がないと、生徒が「育たない・言うこと聞かない等」のジレンマから生徒に責任を転嫁してしまうことになりかねません。
 
今の時代は指導者の役割は間違った方向に進まないように「方向を指し示す」ことだと思います。
情報・知識は溢れている。その中で生徒が興味を持っている・求めている方向がその子にとっていいかどうかを見極めアドバイスする。
情報や知識が間違っていることもありますからね。
 
そういう意味では良い指導者と良い医者は似てるのかも知れません。
良い医者は患者をちゃんと診察して聞き取りをして、症状を判断をして薬を出したり、良くなるための生活習慣をアドバイスします。
良い指導者も生徒をちゃんと観察し、音を感じ取り、見極め、的確なアドバイスをする。
まあ全ての人間し人格者という訳ではありませんから、なかなか難しい事です。
しかし常に良い指導者をイメージして自分が成長する出来るように、日々の練習を進めていくことが必要です。
だって生徒達には自分のイメージする音楽が出来るように指導して練習するように言ってるのですから、さすがに自分がやらないって訳にはいきませんよね~(^^;

今日のところはこのあたりで…m(__)m