※死産に関する内容です。約2ヶ月前のことをメモを見て振り返りながら書いています。
こちらの続きです↓↓
お産は無事終わった。
どんどん楽になっていくお腹。
終わって安堵感と疲労感でいっぱいだったが、産後ハイというやつなのか、どこか興奮していた。
お母さんも私を産むときこんな大変な思いをして産んでくれたんだ…お母さんって本当にすごい。
お母さんに会ったらこの思い伝えなきゃ!
無事に出てきてくれたとはいえ、亡くなって10日もお腹にいた赤ちゃんの状態が気になっていた。
助産師の⬜︎⬜︎さんがそばに来てくれた。
⬜︎⬜︎さん:本当にお疲れ様でした!本当によく頑張られました!とても上手なお産でしたよ〜。
私:ありがとうございました。⬜︎⬜︎さんの言う通りに踏ん張ったらちゃんと出てきた〜。
⬜︎⬜︎さん:お母さんが無理矢理じゃなく、上手にタイミングよくいきめたのがよかったんですよ。◎ちゃん、キレイに出てきてくれましたよ〜。ほんとよかった!
キレイに出てきてくれたと聞いて少し安心した。
⬜︎⬜︎さん:ご主人さんに連絡ってしました?
いきなりバタバタ分娩室に移動してお産がはじまったので、夫への連絡はできていなかった。
すぐ夫に電話した。
私:もしもし〜。
夫:もうそろそろ?
私:産まれたよ〜。
夫:えぇっ!?もう!?すぐ行くわ!!
まさか出産後だと思っていなかったようでとても慌てていた。
⬜︎⬜︎さん:◎ちゃんとはご主人さんが到着されてから一緒に会いますか?
私:はい、そうします。
その間、⬜︎⬜︎さんが身体をキレイに拭いてくれて、下着やパジャマを着替えさせてくれた。
⬜︎⬜︎さん:陣痛開始からお産まで早かったので、ちょっとお腹冷やしておきますね。
アイスノンをお腹の上に乗せられたのだが、子宮収縮剤の点滴をしていたのもあるのか、ここからだんだんお腹が痛くなってきた。
母が病室に来ていると聞いたので、洗濯をしておいてほしいとお願いした。
羊水で汚れてしまったパジャマと下着も⬜︎⬜︎さんが母に持っていってくれた。
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1人で分娩室で夫の到着を待っている間、隣の分娩室で出産中のママさんの叫び声がずっと聞こえていた。
とても苦しそうで辛そうで、ついさっきの自分と重ねてしまう。
痛いよね、頑張って!
1000gぐらいの◎ちゃんでもあんなに痛かったんだから、その3倍くらいの赤ちゃんが出てくるって想像を絶する痛さだろうな…。
でもこのママさんは元気な赤ちゃんに会えるんだよね、、だから頑張れるよね。
私はこんな思いしたのに元気な◎ちゃんに会えない。
なんで。。
叫び声が聞こえるたび、複雑な思いが込み上げて涙が溢れ出す。
しばらくするとママさんの大絶叫の後に、元気な赤ちゃんの産声が聞こえた。
産まれたんだねぇ。よかった。。
◎ちゃんが元気だったらどんな声でどんなふうに泣いたのかな。。
お隣の赤ちゃんは元気なのに…なんで◎ちゃんは亡くなっちゃったんだろう。。
そんなどうしようもないことを考えていると夫が到着し、⬜︎⬜︎さんと分娩室に入ってきた。
夫の姿を見てホッとした。
夫:お疲れ〜!!予定より早かったじゃん!ビックリしたよ!
私:痛くなったらすぐだったわ。てかさ、お母さんに感謝しなよ。
夫:急に何!?
私:お母さん、絶対出産大変だったんだから!お母さんに会ったらありがとうって言いなよ!
夫:お、おう。
いきなりの私の興奮気味の説教?に夫は面食らっていた。
⬜︎⬜︎さん:それは間違いない!笑
◎ちゃん、連れてきましょうか?
夫:どんな状態ですか?
⬜︎⬜︎さん:ずっと羊水の中にいたんで、むくみはどうしてもありますけどね、、お母さんが上手に産んでくれたんで、キレイでしたよ〜。
夫:連れてきてもらえますか?
◎ちゃんを待っている間、とても緊張していた。
夫:ほんとよく頑張った頑張った!えらい!
私:ありがと。◎ちゃんにやっと会えるね〜。
夫:性別どっちだった?
私:あ、聞いてないわ!
⬜︎⬜︎さんが、お待たせしました〜と新生児用のベッドに寝かされた◎ちゃんを連れてきてくれた。
続きます。↓↓