前回の続き。
さて、この日はこれから一旦仕事に戻り、夜中にまたhCG注射を打ちに病院に来なければならない。
hCGには卵胞を成熟させ、排卵を促す作用があるらしい。
職場には採卵日前後にお休みをくださいと前もってお願いし、お客様の予約を入れていなかったので、明日から3日間はお休みだ。
仕事から19時過ぎごろ帰宅し、パパッと夕食とお風呂を済ませた。
病院まで車で1時間。
夫は翌日早朝から仕事なので自分で運転していかなければならない。
22時くらいまで少し寝よう〜と横になったが全然眠れなかった。
夜は車も少なく、22時半前に家を出て23時過ぎには病院に着いた。
病院のインターホンを鳴らして、夜間救急入り口を開けてもらう。
誰もいない真っ暗な病院のエントランス…
…というその言葉だけでもう恐ろしい。
いつもの外来は時間外のため、病棟で看護師さんに注射を打ってもらう。
さっさと早足でエレベーターに乗った。
病棟に着くと、外来とは違う病棟の看護師さんにナースステーション横の部屋に案内された。
そういえばhCG注射ってどこに打つんだろ?
と思いながら待っていると、看護師さんがやって来て
「はい、うつ伏せになってお尻出してくださ〜い」
…やっぱお尻か!!
本日2度目のお尻に注射。
だが午前の注射と違ってそんなに痛くはなかった。
注射の準備中、
看護師:お家近いんですか?
私:◯◯市です。
看護師:えぇ〜!?めっちゃ遠いじゃないですか!
どれくらいかかるんですか??
私:朝は渋滞するので1時間以上かかるんですが、夜は車が少なかったので1時間かからず来れました。
看護師:そんなもんなんですね?でも帰りも運転気を付けてくださいね。
とほのぼのトーク。
どうやらとてつもない田舎からやってきたと思われているようだった。
この日は病院2往復で4時間以上運転し、さすがに疲れた。
翌日は休みだ。
採卵に向けて心の準備をしてゆっくり過ごそう。