千日手になった将棋はほとんど見てません。

ただ先手番だった藤井王位が「千日手」になって

指し直し局では後手番になったのだから、

先手番としては不本意な内容だったものと思われます。

 

指し直し局も渡辺九段が少しずつリードを広げ

快勝するものと思われました。

 

ところが、です。

 

 

難しい手順を選んでしまって、

長手数の「詰み」を逃してしまいました。

 

 

背筋が伸びていかにも自信ありそうな雰囲気だったのですが・・・。

 

 

・・・・この辺りで、井岡も負けてしまいました!

 

 

1Rからあんなに打たれる井岡を見たのは初めてでした。

大差の判定負けでした。

よくあれでKOされなかったなあ・・・と。

 

 

 

 

勝った時(特に逆転勝ちの時は)、絶対に嬉しそうな表情にはなりません。

負けた棋士のように反省するのが藤井王位です。

 

向こうに見えてるのは立会人の藤井猛九段(左)と高見泰地七段(右)です。

将棋の決着が悲劇的だったので、二人とも厳しい表情をしていますね。

 

 

 

タイトル戦の第1局なのに、感想戦は楽しそうに長くやっていました。

 

それで、記者の人から千日手になった将棋の質問が来て、

藤井王位は棋譜の数字だけですらすらと解説していました。

 

上の写真はその藤井王位の読みの深さに笑ってしまってる渡辺さんです。

 

 

 

タイトル戦で派手な逆転を食らってしまうのが

渡辺さんの役回りになってしまってますね。

 

藤井王位が初めてのタイトルを手にした棋聖戦で

渡辺さんが話してたことを思い出してしまいました。

 

「最後の『詰むや詰まざるや」という将棋はぼくの将棋じゃない。

作戦勝ちしてリードを広げて勝つのがぼくのパターンだ」、と。

 

この二人では接戦になるとたいてい藤井さんの方が

勝ってしまっていますね。

 

 

この1敗は大きいという話がありましたけど、

後手番で先手の藤井王位を「千日手」に持ち込み、

指し直し局ではリードを広げていくという勝ちパターンまで

見せてくれていました。

 

どうなんでしょうね?

 

それでも勝ち星に繋がらなかったと見るのか、

2局指して互角以上の将棋を指せたとみるか・・・。

 

感想戦の様子では渡辺さんは

全然悲観してなかったように見えましたけどね。

 

 

王位戦第2局は、7月17,18日に行われます。

 

 

 

・・・というわけで、東京都知事選挙の結果速報は

全く見ていません(笑)。

 

今からゆっくり結果を確認してみます。