右の英語版は、母からもらったものです。
昭和49年7月20日第4刷発行とありますから、
やはりぼくが中学生の頃です。英単語、熟語の解説書が付いてて、
母にしてみれば、これで英語の勉強でもしてくれたら
・・・と思ったのでしょうが、結局こっちは手つかずで、
左の五木寛之訳の日本語のやつを自分で買って読んでました。
中学の頃の愛読書が、これと『星の王子さま』だったのですが、
『星の王子さま』がそれ以降もずっと読んでいたのに、
この『かもめのジョナサン』は、ほとんど読んだ事がないので、
正直、今読んでみるのはちょっとコワい気がします。
この本が再び有名になったのは、オウム事件の時、
刺殺された幹部がこの本の愛読者だったという報道があったときでした。
ぼくは何となくわかる気がしました。
周りの人間が馬鹿に見えて、自分だけが悟りを開いたような気になる、
アブナイ一面のある本でした。
もともと、アメリカ西海岸のヒッピーのバイブルだったそうです。