夕方、年長ぐみの先生たちと福岡市動物愛護管理センターへ 下見 に行ってまいりました
昨年度までは、福岡市の動物愛護管理センターの方々が子どもたちに「命の尊さ」を伝えるために「動物ふれあい教室」という事業を通して、幼稚園にワンちゃんを連れてきてくださって、犬との付き合い方や心臓の音などを聴診器で聴かせて、子どもたちに沢山のお話をして下さり「命の大事さ」を伝えてくださっていました。
しかしながら、福岡市の第2次動物愛護管理推進実施計画に伴い、この事業が見直され、幼稚園に来てくださることがなくなりました。
この事業・・・
私は幼児期の教育、すなわち「人格形成の基礎を培う重要な時期に」とても大切に考えていただけに今回の見直しはとても残念でなりませんでした。
来ていただけないのなら、「自分たちが行けばいい・・・」
そんな気持ちで動物愛護管理センターにお電話し、ご相談したところ、気持ちよく受け入れてくださるとのことで、今日下見に行ってまいりました。
3月3日に年長さんの子どもたちを連れて伺う計画にしていますが、今日は訓練されたわんちゃんたちが出迎えてくれて、担当者代表の I さんから色々なお話を聞かせていただきました。
若いころは見捨てられた犬や猫の殺処分を毎日20匹~30匹していらっしゃったそうです。
毎日毎日がつらかったそうです・・・。
殺処分場も見せていただき、その機械やそのやり方の説明も聞いてきました。
さぞ辛かったと思います・・・。
今は昔ほど殺処分の犬猫は減ったらしい(今年4月から今現在は犬4匹、猫300匹ぐらい)だそうです。
犬は狂犬病の恐れが減って、殺処分になる犬は、病気の犬や人を襲うような犬、猫はたくさん飼育していて増えすぎてしまった猫の処分ということでした。
担当者の I さんは沢山の殺処分をしていたからこそ感じていた「命の尊さ」を子どもたちに伝えたいとのこと・・・
是非子どもたちに伝えていただきたいと心から思いました・・・
人格を形成する今だからこそ、身勝手な飼い主にならぬよう「命の尊さ」を子どもたちと学んできたいと思います。
今日はありがとうございました・・・
卒園する前の年長組の子どもたちの心に「命の尊さ」を最後にしっかりと残してきたいと思います。