『闇の子供たち』
とりあえずは、ひとりで見に行ってよかった。
友達と行くような映画ではないっす。
それから、この映画を作った監督さんはこれを見せる事によって何を伝えたかったのかと考えた。
売春、臓器売買が実際に行なわれていると分かっても、私に出来ることはないと思った。
今、この瞬間にどこかの子供が犠牲になっていたとしても、私には何も出来ないと思った。
そう思わせる(児童売春、臓器売買について考えをめぐらす)こと自体が目的の映画ならばよく出来た映画だと思う。
ただ、それだけだったらあのラストである必要はないと私は思った。
あのラストのシーンで監督は一体何を訴えたかったのだろう。
そこから私が感じたのは、
世の中の矛盾と変わりようのない事実。
だからこそ、自分は何も変えられないと思ったし、この映画の伝えようとするところがいまいち理解できなかった。
あと、映画はやっぱり映画だなって思った。
映画の中には真実そのものが詰め込まれているように見えるけれど、真実をスクリーンで知ることは絶対に出来ないと思った。
何となく全体に「作り物」という空気が流れているように感じた。
別に役者さんの演技が驚くほど下手だったとかそういうんじゃなくて、演技は演技、この人たちは本当のことをどのくらい知っているのだろうって思わせるような雰囲気が常に漂っていたような気がした。
ドキュメンタリーじゃないから、それでいいんだとは思うけど。
映画はあるメッセージを持った芸術作品だから、この映画も芸術作品であることには変わりなくて、真実を伝えているようでも、「映画」として完成された時点でそれは真実にはならないっていうか…。
上手い言葉が出てこないや…。
でも、見にいって後悔するような映画ではなかった。
むしろ映画だから伝わる事も沢山あるし。
DVDで見るよりはスクリーンで見るのに向いてるのかな。
実に1年ぶり以上に映画見に行ったからドキドキしたけど、やっぱ映画はいいね。
大きなスクリーン、音響、隣の人の息遣い、どれも一人じゃ味わえない。
(ただ今日は隣の人が笑わなくていいところで笑う人で若干イライラ。)
久々に映画見たけど、前とは見方がちょっと変わったな、って思った。
前は、「よかった~」とか「悲しかった~」みたいな割と単純な感想と、
「○○の演技がすごく良かった。」みたいな感想ぐらいしか持たなかったんだけど、
他にも色々考えて映画を見ててビックリ。
でも、素直に映画の世界に入っていけなくてちょっと残念。
なんにせよもっと映画見ようと思います。
息抜きの意味もこめて。