その書き込みは、いじめじゃないのか?(写真はありません) | 上砂川町立上砂川中学校ブログ

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3月19日(火)

 なかなか、春の実感がわかない寒さが続きますね。お体を大切になさってください。


 今日は都合により、生徒への取材がままならないので、朝のうちにアップさせていただきました。内容は、ネット上の誹謗中傷ですが、いじめ防止の観点からお読みいただけると、大変有り難いです。


 道警より、誹謗中傷防止のチラシが配付されています。SNS、ネットニュースのコメント欄には、「死ね」とか「頭オカシイ」だとか、ここに書くこと自体がはばかられるような、暴言や攻撃的な書き込みで溢れていて、読んでいると胸がキューンと苦しくなります。


 もちろん、全ての書き込みがそうではありませんが、上記のような誹謗中傷からは、ネットという媒体を使った、社会的いじめ構造が垣間見えます。もし、今の世の中が、他人を叩いて満足を得ることが容認されているなら、いじめは永遠になくすことなどできません。なぜなら、子どもは社会・大人を見て学ぶ(真似をする)からです。


 そうした書き込みをするのは、「自分の価値観を正しいと信じて疑わない」方だと思うのですが、その価値観からズレると、裏事情もよく調べないまま、感情むき出しの言葉で書き込み、都合が悪くなると逃げるという姿がよく見られます。これは、卑怯で無責任ではないかと思うのです。チラシにもありますが、書き込んだ本人にとっては一回でも、言われる側には無数の言葉の矢となって刺さってしまいます。

 本当に「自分の行動が正しい」なら、「その書き込みや拡散する行為自体」が正しいかどうかの判断もつくはずだと思うのですが…。

 

 なお、ネット上の誹謗中傷の書き込みによって成立する可能性のある罪は、主に次の5つですが、これ以外にも沢山あるようです。
(1)名誉毀損罪(刑法230条1項)
(2)侮辱罪(刑法231条)
(3)脅迫罪(刑法222条1項)
(4)信用毀損罪(刑法233条前段)
(5)偽計業務妨害罪(刑法233条後段)
 

 ★送信ボタンを押す前に、人を追い詰めていないか、傷つけていないか、想像力を膨らませてよく考えることが大切だと思います。最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。人に温かい社会づくりにご協力いただけますと幸いです…。