祖母山と傾山を比べたら、祖母山の方が登った回数も多く、祖母山開きも3回参加している。
ルートも祖母傾縦走を初め、冬の大障子岩縦走、ウラ谷、メンノツラ谷などの他、主だったコースは歩いている。
それに引きかえ、傾山は4月29日という期日にうまい具合に行かなかったのか積極的に山開きにも参加したことはなく、登った回数も少なかった。
それでもコースとしては日之影見立から、杉ヶ越から、九折から登ったりして、二つ・三つ坊主から三つ尾に下った時は真っ暗になっていたこともあり、この2つの山は思い出がいっぱいつまっている。
歳とともに、この2つのハードな山は敬遠していたようなところもあり、今回、単独なので傾山山開きなるものに参加してみようと思った。
山開き行事について役場に尋ねてみたら、神事は九折小屋広場で行い、その後自由登山ということで、神事に参加するなら日之影コースがいいというようなことだった。

しかし、私としては神事も参加したい気もあったが初コースを歩きたかった。宇目からと三重から歩いていなかったが、時間が短い宇目の西山登山口からにした。
御泊(おとまる)地区から登山口への林道は舗装されてほっとしたが、最後の所でガタガタ道になり、不安で止まってしまった。山開き・・というわりには車も人もあまり見当たらず、路肩に駐めていたら2台の車が通りすぎたので、尋ねることができなかった。
あとどれくらいあるのか分からず、次に来る車に尋ねようと、15分は待っただろうか。1台の軽自動車のおじさんに尋ねたら、「乗らんね」と乗せてもらったがそれほど走らなかったと思う。
役場関係の車らしいのなど10数台くらい路肩に駐めてあった。
ちょうどそこにおられたご夫婦が歩き始めておられ、「待っておかなくていいの?」なんて言われた。事情を話して川の丸木橋をいくつか渡ったりして、林道に出て、一本道だから・・と先に行くよう言われた。

左下に沢音を聞きながら杉林の中、道は着実に急坂になっていく。新緑が美しい。
1時間位してミツバツツジが見え始め、5人組男女の人達。声かけられどこから・・・、このコースに一人で来たことに驚かれていた。
70代の男性もおられ楽しそうに会話をされていた。
『アケボノツツジが見えてきましたよ~~!』と下に声かける。

だんだん急坂になり、ソデ尾という三重地区大白谷コースからの合流点から下りにも、右に左にと可愛いアケボノツツジのピンクが広がって楽しいコース。
単独の男性は疲れておられるようで、私も速いペースではないのだが、12人を追い越して1人から追い越された。その人はまだ登っている時に下ってこられたので身軽な人のようだった。ロープなど慎重になる場所もあったけれど、周りの展望もきくようになり、自然林も素敵に広がっている。

ホトクリ原というところだろうか、だんだん山頂が近づいてきているので進むのみ。

そして、九折からのコースに合流したら、まもなく人声も聞こえ始め、傾山頂(1602m)着。
そこで、記念のバナダナを頂いた。これを楽しみにしていたこともあり、可愛いので嬉しい。



山頂に珍しくマンサクがまだ残っていた。奥の岩場にも休憩されていたが、この時間帯には30名というところか。

九折での神事が終わってだんだん人も多くなってくるのだろうか。
展望もよく、山について地図を広げて見られていたりで、私も話に入って、日隠山などの話も出たりした。
大ザック、何やかにや入れておられたけれど、30キロもあるのかなあ?冬山じゃないのに・・・?

もう縦走はできそうもなく、ちょっぴり羨ましく・・・。
30分ほど休憩して下り始めたら、その途中で次々に追い越した人達と出会って・・・、いろいろ言われちまったよ~。
そして、恒例の新聞社の山開きの撮影は下山して30分位の所でヘリコプターがぐるぐる回っているのを見たのだった。車に乗せてもらった男性とはもしかして・・、と後ろを振り向いて声かけようとしたけれど、あんなに若くはなかったような・・で、結局、面と向かって改めてお礼を言っていなかったので、登山口の車のワイパーにお礼のメモを残してきた。
他のコースの登山者が何人だったか分からないが、このコースで私が会った人は30人位しかいなかった。
連日の山歩きできついながらも、初コースで楽しかった。5時間の行動で、林道のガタガタ道は意外に10分位だった。