西大寺会陽、通称「裸祭り」。
地元では、とても有名なお祭りで、2月の第三土曜日に、行われる。
岡山市西大寺にある観音院で、大勢のフンドシ姿の男性が集まり、深夜、暗闇の中で、その中に、「宝木」が、投下され、裸の男たちが、その宝木を奪い合い、最終的に、その宝木を持ち、裸の男の群衆から抜出し、目的地に持ち出した人は、「福男」となる。
この祭りは、室町時代から続くもので、伝統のある祭り。
しかし、今回、六人の重傷者が出て、そのうち、三人が、意識不明の重体となってしまった。
先日、そのうちの一人の意識が回復をしたという報道がありましたが、二人は、まだ、意識不明のよう。
この西大寺会陽では、これまでにも、死者、重傷者が出たことがある。
暗闇の中に投下された宝木を、大勢の、裸の男たちが奪い合う。
当然、それは、危険なもの。
しかし、だからといって、この「伝統」を、「危険だから」といって、止めても良いのかどうか。
そういう議論は、当然、あることでしょう。
なかなか、難しい話ですよね。
危険なお祭り、伝統行事は、日本全国に、数多く、存在することでしょう。
重傷者、死者が出たからといって、止めても良いのかという問題は、どこのお祭りにも、あるものだろうと思います。
実は、この「会陽」「裸祭り」は、西大寺観音院だけの、特別なお祭りではなかったようです。
かつて、岡山県内の、いくつものお寺、神社で、同じような「会陽」「裸祭り」は、行われていたそう。
しかし、この西大寺観音院を除いて、他の、全てのお寺、神社で、この「会陽」「裸祭り」は、無くなってしまった。
その理由は、多くは、「危険だから」というもののようです。
だんだんと、日本の伝統行事は、無くなって行くことになる。
それは、歴史の流れとして、仕方が無い。
守るものと、続けるもの。
その線引きは、どこになるのでしょうね。