総裁選への違和感。 | 小太郎です。

小太郎です。

とりあえず、思ったことを書きます。

自民党の総裁選。

テレビで、色々と報道されていますが、大きな違和感を持っているのは、僕だけでしょうかね。

どの候補も、耳あたりの良いことばかり言っている(中には、例外もありますが)。

あんたたち、自民党という与党の政治家でしょう。

何で、総裁選に出るまで、そういう主張を、党の中でしなかったの、と、疑問に思う。

 

特に、そう思うのは「夫婦別姓」に関することと「政治資金規制法」に関すること。

総裁選候補者の中には、「夫婦別姓」に賛成だという人も居る。

なぜ、今まで、そういう主張をしていないのか、疑問。

もっとも、これまでも、そういう主張はしているのだが、放送をされないので、国民に届いていないということなのかも知れない。

しかし、だとすれば、自民党内で賛同を得られないということなので、もし、仮に、総裁になったところで、「夫婦別姓」など、実現することが出来る訳がない。

まさに、まやかしです。

 

また、「政治資金」に関する規制について。

これも、なぜ、先の「政治資金規正法」の改正の時に、異論を唱えず、今になって、こういうことを言うのか。

結局、総裁選で票を得るために、ウケを狙っているだけで、実現をする意思も無いもの、と、思われる。

もし仮に、実現をしようとしても、自民党の大多数による反対で、結局、改正が出来ないということは目に見えている。

もしかすると、出来ないことを見越して、耳あたりの良いことを言っているのだろうと思わない訳でもない。

 

そして、最も、大きな違和感は、小泉氏への支持が、かなり高いということ。

これもまた、とても不思議で、大きな違和感がある。

これまで、小泉さんが「政治家として、何をしたのか」と言えば、何もしていないですよね。

何の実績も無い人が、なぜ、支持が高いのか。

 

それは、やはり、「世襲」だから、と、言うことになるのでしょう。

特に、国民的な人気の高かった小泉純一郎の息子だからという点で、高い支持があるのでしょう。

まさに、イメージだけ。

まさに、世襲政治家の悪い面の典型。

 

民主主義の国で、やはり「世襲」の問題は、何とかしなければ駄目ですよね。

もっとも、選挙で世襲政治家を当選させるのも有権者であるので、根本的には有権者に責任がある。

これは、自ら、民主主義を放棄しているのと同じ。

何とかならないものかと思うのですが。

 

小泉純一郎さんが、自民党総裁選に出た時に、

「自民党を、ぶっ壊す」

と言って、国民の支持を得ましたが、この時もまた、個人的には、大きな違和感を感じていた。

 

自民党の総裁が、自民党を「ぶっ壊す」ことなど、出来る訳がない。

 

結局、思った通り、小泉純一郎は、自民党を「ぶっ壊す」どころか、自民党を「強化」しただけに終わった。

結局、その後、自民党は、政治家は劣化し、政党としても劣化の一途をたどることになる。

劣化をしながら、強化をされるのだから、始末が悪い。

 

立憲民主党の党首選が、同時に行われていますが、立憲民主党の候補の方が、政治家として「まっとう」なことを主張している印象です。

しかし、どうしても、政権交代が起きないのが、残念です。