大河ドラマ「光る君へ」の第一回を鑑賞。
いよいよ、スタート。
個人的には期待をしていますが、やはり、視聴率は良くなかったようですね。
何でも、「春日局」を超えて、ワースト1位だったということ。
「春日局」は、とても面白い大河ドラマだったので、それが、これまで、初回のワースト記録を持っていたというのは、意外でした。
しかし、今回の「光る君へ」がワースト1位になったというのは、ある程度、納得の出来るところでもあります。
まず、平安時代の貴族社会が舞台というのは、あまり、興味を持つ人は少ないのではないですかね。
藤原道長、紫式部の両主人公。
名前は有名ですが、その人生を知りたいと思う人は、少ないのかも。
そもそも、どういう世界で、どういう物語になるのか見当がつかない。
これでは、なかなか、世間の興味を引くことは出来ない。
第一回を鑑賞しましたが、誰が、誰で、どのような人なのか、歴史好きの僕でも、見当がつかない。
それは、何の予備知識も無いからですが、恐らく、この人物関係を理解し、物語をたどるのは、相当に困難なのではないですかね。
この複雑な人物の個性と、人間関係を、どう表現し、物語を面白くして行くのかは、脚本家の腕の見せ所でしょう。
その点、「鎌倉殿の13人」は、素晴らしいものだった。
さて、初回、主人公である「まひろ」の母、「ちはや」が、藤原道長の兄、道兼に殺害をされるシーンがありました。
これは、個人的には、大きく違和感のあるところです。
以前、読んだ本によれば、平安時代の貴族は「血」というものを、極度に嫌っていたよう。
貴族たちは「血」に関するものを、極度に避けていたようで、自身が太刀を振るい、人を殺害するとは思えない。
もっとも、絶対的に無かったとは言い切れない。
その辺りののフィクションを、いかに上手く見せるのかも、また、脚本家の腕の見せ所。
紫式部、藤原道長、共に、日記を書き残している。
どちらも読んでみたいところですが、なかなか、機会がない。
大河ドラマを見るにあたって、予備知識を持つため、予習をしたいと、色々と、適当な本を探しているのですが、今のところ、良い本が見つからない。
とりあえず、雑誌を一つ、買ったのですが、早く読まないと。