認知症「情けない」の進化形
ジャンルを
介護に変更しました!
今は亡き義母との介護生活を振り返りながら、心に残っている出来事を綴ってみたいと思います。
<当時の家族構成と呼称>
主人の母…ばあちゃん
私の父 …じいちゃん
夫 …お父さん
私 …お母さん
娘 …お姉ちゃん、Y子
息子 …弟、N君
夫 …お父さん
私 …お母さん
娘 …お姉ちゃん、Y子
息子 …弟、N君
3世帯6人家族のドタバタ家族模様をお届けします。
身体の自由が効かなくなると、いっその事ボケてしまった方が本人にとっては、いいのかもしれない。
下の世話をしてもらわないといけない屈辱を感じなくて済む。
歳をとっても女は女。
正気だと、やっぱり、恥ずかしいし、嫌だろう。
かえって、赤ちゃんがえりしてしまったほうが、羞恥心はなくなる。
ばあちゃんの場合、口癖が
「情けない。情けない。」
から、始まって段々と変化していった。
情けないの次は
「死にたい。死にたい。」
になり、今度は
「殺してくれ!殺してくれ!」
にかわり、終いには
「殺しちゃる❗️殺しちゃる❗️」
に変わっていった。
どこかで聞いたセリフ。
入院中に聞いた恐ろしいセリフはコチラ↓
そのセリフは、
病院で経験済みだったので
あの時は
何て、そら恐ろしい事を言う
ババァだ、と思ったが…
今思えば、認知症が言わせていたのだ。
なので、ばあちゃんの口から
そのセリフが出ても、恐ろしくはなかった。
認知症が言わせてるんだ、と
納得がいった。
その時期はやはり、暴力的になって、叩かれたり、押し倒されたりした事もあったが
それを超えると、すっかり赤ちゃんがえり
かわいいおばあちゃんになった。
体が大きいから、赤ちゃんと同じような訳にはいかないが、介護する側もされる側も変な気遣いが要らなくなった。
情けないの進化形
情けない死にたい
殺してくれ殺しちゃる
(うちのばあちゃんの場合)