義母が入院中、
こんな事があった。
隣のベッドのお婆さんが、
看護師さんが来る度に、
「殺しちゃる!」
「殺しちゃる!」
と連発していた。
なんとまぁ恐ろしい事を言う
婆さんだと、恐れおののいた。
その時はまさか、同じセリフを後に義母の口から、聞く事になろうとは思ってもみなかった。
(この話は、又、後日。)
元々、義母は芯は強いが優しい人。義父が早くに亡くなったので、女手一つで4人の子どもを育て上げた。
うちの主人は3番目の長男。
女二人男二人の4人兄弟。
孫も10人、曾孫も当時一人いて、皆が集まれば、大層賑やかだった。
私も家事や育児、その他にも色々助けてもらって、義母には感謝している。
だから、介護も別に嫌だとは思わなかった。
手術後
やはり、せん妄状態から認知症が進んでしまったが、ボケかたは可愛らしいものだった。
でも、看護師さんの手は煩わせたようだ。
私が行くと、ナースステーションに車椅子で座っている事が多かった。
歩けないのに、その事を忘れて、ベットから降りて歩き出そうとするらしい。
転倒したら最悪なので、目が離せないから、ナースステーションに座らされている。
それでも、夜に2回ぐらい転倒してしまったらしい。
ベッドの足元には、センサーマットが敷かれていた。
私が行くと、しばらくおしゃべりしたり、食事の介助をしたり。
そして、
相変わらず、私が帰ろうとすると「ほな、帰ろか!」と一緒に帰るつもりでいる。
その都度、
「ばあちゃんは今、入院中やから、まだ帰られへんのよ。又明日、来るからね!」と言い聞かせて帰ってくる。
たまに「早く帰りた〜い」と泣かれたが、
「もう、団地には帰られへんから、家が準備できるまで待ってな。」と言い聞かせた。
そして、家が決まり、引っ越しを終え、介護ベットやポータブルトイレ、車椅子などを用意して、義母を迎えた。
楽天スーパーセール、今日まで‼️